A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Universal Genève. 1-42

頂き物。(形見になるかな?)80年代の品物らしい。 水晶の8石と、真面目な代物である。 水晶部分にはトリマーコンデンサがあって、微調整が効く様になっている。 温度差で前後するであろうが、精度は良いだろう。 電池を交換してみたが、ステップが聞こえない…

モーター止まる

マツダの電気時計が遅れていると思った暫くの後、運針停止していた。 やはり屑が多くなっているか、粘っているらしい。 戦前の製造だから、それを考えると逆に良く動いたとは思う。 左がモーター内部から排出させた方である。 色も凄いが、金属粉も少々沈殿…

フォノアンプの製作依頼

今回は少し難しい依頼である。 とにかく古いWEの線材、CR部品を使って組んでほしいという御依頼で、以前作ったアンプのホワイトノイズが気になるので、よりノイズの少ない良い物をという事が前提であるのである。 “分かりました。”と答えてしまったが、良く…

マツダ電気時計 9-D. 1型

東京電気時代のが出ていたから入手。 エボナイトの筐体が時代感がある。 ダイアルのフォントからして、昭和5年かその辺りの製造と思われる。 状態はとりあえず動くが、信号機が飛んでいたりと大凡ジャンクである。 バラしてみると、ミシン油でもくれたのか、…

絶縁計

何時ものYOKOGAWAの絶縁計はどうしたかとメールが来たのでお答えします(笑) 電池切れで充電中なだけです。非売です(^^;; 出先仕事に持って行くHoltzer Cabotの絶縁計は手回し発電式だから、電池不要。 とにかく回せば使えるから、結構便利。 海軍仕様だか…

水素ガス サイラトロン JAN 6130 / 1G45P

ウォーミングアップタイムが120secと長いサイラトロン。 水銀タイプと違うが、水素の場合も予熱が必要らしい。 アルゴンのタイプは予熱不要もあれば、20secのタイプもある。 整流管に使えるが、1本でハーフだから2本で両波整流。 大きいセットでないと、不似…

また ヒースキット

先日修理したヒースが帰って来ました。 症状は、初っ端は良かったが、玉転がしを何度かやったら、音が割れる(歪む)他、ブーとハムが出る様になってしまったとの事。 調べると入力端子に50k負荷があって70mV漏れているから、大分マズイ。 P.Uが励磁されて歪む…

最近のロクハン

良いスピーカーユニットを探しても、最近は10cmだとか小さいのばかりで、大きいのが欲しいとなると、突然38cmだとかウーファーになってしまって、5吋、6.5吋、8吋、10吋、12吋は、どうにも探しても良いのが見当たらない。 ダイアトーンの復刻版なる良い値段…

μ同調の7球スーパー テイチク

先日の引っ越しで譲ってもらった、ちょっと珍しいラジオ。 大型のキャビでスピーカーが2つ。 HiFiの先取り品的な雰囲気がある。 5つのボタンはクイック選局で、どうやら車に搭載された、カーラジオのユニットと同じらしい。 ボタン左のチューニングで連続可…

JAN 725A / 2J53 Radar magnétron

タンカー系のマグネトロンかと思っていたけど、ジョイントアーミーネービーとあるから、小型戦艦用かな。定かではないが。 フィラメント部分のガラスが丸出しのタイプは旧型らしい。 この一回り大きく、改良後期型の周波数が可変できる様式の桜印入りの防衛…

深夜作業

駅の配電盤改修工事に行ってくれないかとオファー。結構重大任務。 24時過ぎからの作業。日当¥20kちょっと。 技術を売る仕事であるから、物質的に減る物はないけれども(^ω^;;) 最近は年1回オファーが来るか程度。電気工事士免許を持っていてもこんなモン(笑…

美しいラジオ。 日本ハーク 7’

不要な人にとっては貰ってくれるだけ有難く思うのかも分からないが、タダ同然で譲ってもらったラジオが凄いセットだった。 キャビネットは木が割れてバラバラになりそうな具合だったが、シャーシを出してみたら、素晴らしく美しい出来栄えで、素人工作ではな…

IM-11888を他のP.Uで使う

先日作ったレプリカMI-11888。 Shure M44-7に使ってみると、低域しか出ず、ハイが何処に行ったのかという位聞こえない。 コントロール部で、ハイを最大にブーストしても、抵抗ノイズの“シー”音しかブーストが掛からない。 元々、RCA MI-11874専用のイコライ…

2021/01/18

クラシックの引っ越し最終段階。 明日産廃屋が来る事になっていて、1度で運べなかった分を引き取りに。 球も大分断捨離して。写真の山は全て廃棄。超勿体無い。 毎日の様に引っ越し手伝いで結構足が疲労感(^^;; 廃品屋がオクにでも安く出すんじゃないかなと…

ストロボトロン 1D21

UXソケットのStrobotron 1D21 全長は100mm程であり、電送用放電管に近いデザインであるが、照射口の向かい合わせに電極があるのである。 使い方としては、横面を使うのだと思われる。 電送用放電管の場合は、照射口の向かいにレンズを設置して使うと思われる…

古典球 TM真空管

フランスで作っていた古典球、それのレプリカ見本品を譲ってもらった。 R Type Valve、TM管 WWI、第一次世界大戦の時に使われたの軍用の球らしい。割れ易そう(^ω^;;) 螺旋のグリッド内に細いフィラメントが1本走っていている。 通電すると僅かの電圧でポワァ…

オーディオリサーチ (完)

振って振動試験としてノイズも無いから合格。 全ての球がシールドレスであるが、フォノの初段はやはりハムを引き易い。手を近づけるとハムが増えるが、ボンネットを掛けてしまえば、 無視出来る。 残ノイズのレベルは低い物の、球ノイズは無視出来ないから、…

Audio Research SP-3 pt3

オーディオリサーチ続編。 エミッション試験。 合格値1550で、±20%である。 全て問題ない具合だったが、どれも基準値を上回っている。 中には2000出る物があって、20%だから1860迄が合格であるから、昔の(?)基準で行けば不合格である。 出過ぎていれば元気…

Audio Research SP-3 pt2

オーディオリサーチの続編。 問題の基板裏を見てみる。 ..... これがプロの仕事と言うのであれば、こんなモンなのかなと残念な気持ち(ーー;) ヒースキットの自作でも、ここ迄酷くなかった。 引っ掻き回してパターン破損やら、なんだか凄い事になっている。 症…

Audio Research SP-3

オーディオリサーチのフォノ付コントロールアンプがドック入り。 症状は、通電から暫く使っていると次第にハム(?)が大きくなって使い物にならないとか。 以前に数回色々な修理屋に出しているそうで、最後の所で、電源に使っているトランジスタが不良で、交…

三菱テレビジョン 14T-700 (続pt3

前回、積分回路の具合が良かったオイルペーパーを再度絶縁試験すると、3M程に落ちていて、ダメになったらしい。 しかし相変わらず交換してもダメで、残るAFC部分や水平のオイルペーパーも交換したが変わらなかった。 チューナー内部はチタコンとセラミックで…

ヒースキットのアンプ

AUXは問題なく働くから、フォノ部分を検査してみる。 78、LPセレクトでは問題が無い様な雰囲気だが、片chのカーブが少々変であり、特にRIAAセレクトで片chが極端に音が小さくカーブも変になってダメである。 切り替えの時に、バチバチと鳴るのは致し方ない昔…

Heathkit SP-1 続き

ヒースキットのプリアンプ続編 一応音は出ているが、各所の電圧を見てみると、終段のカソードフォロアの電圧が規定以下で、通電から暫くすると数十mV単位で次第に電圧が上がり、数十分後には、今度は規定以上になるという具合。 基板のパターン腐食はあるが…

Heathkit SP-1

ちょっと変わった依頼品。 修理して売りに出して欲しいという御依頼。 1950年代後期と思われし、ヒースキットのフォノ/テープEQ付コントロールアンプ。 テレビや無線機で使われた複合CR素子が使ってあるが、内部構成はRIAAデコード用だったり、音色補正用、…

プローブ壊す

300mVあるはずのテスト信号が2mVしかなく、トリガーの様な波形が出る様になっていた。 オシロが壊れたのかと思って別chで調べると問題なく、ch1のアンプが壊れたのかと思ったが、プローブの先端を触ると低周波は波形が現るから、アンプは大丈夫の様(?) 他の…

三菱テレビジョン 14T-700 (続pt2

垂直発振はマルチ式で、PNFで戻しているから、この部分のオイルペーパーを高圧試験してみると、デカップリングの絶縁が250Vで500k台、カップリングが2メグあった。 カップリングは交換しなくとも動くかも知れないが、バイアス不良になるかも分からないから交…

良い時代。

1958年の電波技術より一部抜粋。 自作のカラーテレビ。 こういう面白い思考を凝らした代物を作る時代は今からすると、随分と面白そうで。 今はそんな事をしようとも思わない程に、色々な物が完全な状態で入手出来るし、また、その完成品に不足も感じない。 …

三菱テレビジョン 14T-700 (続)

三菱のテレビ続編。 B平滑ケミカルのチューブラ、ブロックは交換。 1000pfオーダーのオイルコンは其の儘に、0.01μF〜のみ交換してみた。 容量が小さければ、漏電率も下がるかなと推測。 ボチボチ交換してみて通電してみたい。 高圧の部分は不適当だと危ない…

マツダ電氣時計 H-700型

不動ジャンクの時報附があったから、正月休みの退屈凌ぎに触っていようと入手。 綺麗とは言い難い砂埃で汚れているが、小綺麗にされると高くなるし、手入れが楽しいのであるからこれで良い。骨董屋の考えである。 昭和15年の同型機を既に持っているが、銘板…

不具合

先日送ったワッチ時計が不具合があり帰ってきた。 症状は時計が時々止まる、時報が鳴らない。 届いた時も時計は動作しておらず、時報も鳴らない。 静かにバラすも特に何かと問題ない様に見受けられる。 時報の数取りが上手く落ちていない様で、触ると動き出…