A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

最近のロクハン

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良いスピーカーユニットを探しても、最近は10cmだとか小さいのばかりで、大きいのが欲しいとなると、突然38cmだとかウーファーになってしまって、5吋、6.5吋、8吋、10吋、12吋は、どうにも探しても良いのが見当たらない。

ダイアトーンの復刻版なる良い値段するのもあるが、何か求めているのとは違って。

そこでカテゴリを変えてみた所、車用のが種類あって、これがまたとんでもなく安い物から、高い物まで幅広い。

その中から面白半分でロクハンを買ってみた次第である。

2Wayの同軸風であるが、ハイが前にあるから、同軸ではあるものの、同相にはならないであろう。

タンノイの思考に寄せたとは思うが、飾り程度と思われる。

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コーンはプラスチックかな。樹脂製で防水型の様な雰囲気。

音圧は92dBとの事。
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ノーマル80W入れても耐えられるらしいが、コイルがそんなに太くなさそうである。

最大160Wとあるが、多分瞬間だけで、コイルが外れると思われる。

専らマグネットが小さいし、薄いから強力型には見えない。説明は強力型とあるが。

100W近く入れていたら、消磁してすぐに減磁して低域がすぐに出なくなると思われ、やらない方が良いであろう。
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oscで鳴らしてみると、70c/s辺りが共振点らしい。一番大きくなるが、それから外れると箱に入れていないと鳴っている感がない。

ハイの方は15kc迄確認した。

センターのトゥイーターは、何処までをカバーしているのか確かめてみると、3kc辺りから大きく鳴り始めるが、音圧が低い。

であるから、同時に鳴らしている場合、トゥイーターを塞いでも、変化は感じられず、6.5吋側がフルレンジで鳴っている。

要はセンタートゥイーターはお飾り。

HiFiらしい雰囲気はあるが、殆ど意味は成していない。

専ら、ローカットのコンデンサは入っていない様子であるから、単にパラに入っているらしい。専ら無い方が良いかな。

 

ラジオに入れて聞いた雰囲気は低域が豊かになっている感はあるが、同時にシャリシャリもしていて、声が良く通る様な、中高域が持ち上がった様な、所謂カラオケのカーブ、一般ウケする音の様である。

1000pか2200pfをOPTに挟んでハイカットすると強調されたシャリシャリを大人しくさせられそうである。

音圧は92dBあるのか分からないが、そこそこ鳴るから、嘘ではないらしい。