A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Welcome to A2laboratory

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 Yブログから移転しました。

 

—製品納先/展示 試聴—

・浅草 A2 Laboratory (当研究所)

東京 浅草 2丁目12-6阿部商店 内

別店舗 物件探し準備中...(視聴にお越しの場合、アポ要)


秋葉原 真空管 卸 クラシック コンポーネンツ(サンプル展示/修理受付/販売/非常勤 技術担当)

外神田3-2-14 今井ビル 5F

(当方、毎週土曜日出社しています)


秋葉原 ラジオデパート内 2F

キョードー(サンプル展示/販売)

瀬田無線(サンプル展示/販売)

 

・高萩 吉田理容所 (6SN7低歪コントロールアンプ/ 815 AB2 100W パワーアンプ 非売サンプル)

https://g.co/kgs/afNkEE

 

・北上野 Kaise Cycle (6L6GParallelPP 4機 DJフロア向けに設計)

HP:https://kaisecycle.business.site

(アナログデバイスでの再生、フロア貸し、ダンスフロア)

 

 

 

 

---paragraph---

A2 Laboratoryにカンパするよ!という方は、連絡下さい(笑)

 

マツオサウンドのプリアンプ 修理/改造 問い合わせについて

マツオサウンドのプリアンプ(名称 フォノEQ付き コントロールアンプ)にて、修理、改良の問い合わせを幾方から貰っていますが、何方様の問い合わせも、修理ではなく、根本的な回路や配線材のやり直し、組み立て直しになり、修理という域ではなく、内部の作り直し作業になりますので、ご案内として綴っておきます。

外見のシャーシを再利用した、別物になると思って下さい。(そうでもしないと改善しない御依頼内容が多い為)

 

基礎基本的な部分

トランス出力はある程度パワーのある球(真空管)でドライブしないと、2次側の負荷が大きい場合に耐えられず、歪みを生じさせます。

600Ωが云々語られている場合がある様ですが、15kΩ程で出しているトランスが付いているのを見受けられるので、当然600Ωでは受ければ、高負荷となります。真っ当な音は出ず歪みます。

増幅器は、“ハイインピーダンス受け、ローインピーダンス出し”が基本です。

プレート変調は、ハイインピーダンス出力になりますから、これをシールド線で引回すと、高域が衰退してHiFiからは遠ざかります。

自動でハイカットフィルタが掛かるのと同じです。

このシールド線が、本体内で行ったり来たり、数mにもなりそうな距離使われているので、真のHiFiとは言えそうにもありません。

私はシールド線は使わない派です。

設計不良の場合、シールド線無しでは使い物にはなりません。ノイズを引き込むアンテナになる為です。

しかしながら、アンテナにしない様な回路構成と組み方をすれば、シールド線は不要です。

この考え方は、上杉先生と同じで、真のHiFi、高忠実度アンプなる物の基本的な部分です。

トーン回路は発振の気配があり、外させてもらっています。(入り用の場合は改良して使える様にします。その場合ウネリの少ないNF型を検討)

ローインピーダンスの場合は究極、スピーカー線でもノイズは入りません。

シールド線は不要です。

 

 

・ロー出しをハイ受けで使うのは良好。

高級型や業務用機にあるスタイル。

ノイズに強い。

シールド線で高域の変化は少ない。

長く引き回せる。

高忠実度HiFiになる。

 

・ロー出しロー受け。

放送局、BTS規格の様な600Ωラインの場合に良くあるスタイル。

実際の物を見ていると、稀に250Ω出し、600Ω受けになっていても、600Ω-600Ωとなっていて、余裕を持たせていると推測。

 

・ハイ出し、ハイ受け。

昔の民生機で良くあったスタイルで、手を近付けたりするとハムノイズが大きくなる場合がある。

ノイズに弱い。

シールド線で大きく高域が変わる。

線容量でハイカットになる為、長く引き回すとナローになる。

HiFiから遠ざかる。

 

・ハイ出しをロー受けで使うのは不可。

電圧信号だけが大きく出力しても、先方の負荷が大きい場合に、吸収してしまい飽和を起こした際に歪みとなって音に現る。

周波数特性の変化も起こす場合がある。

低域が出難くなる。

中高音が減衰すると、音痩せした様に聞こえる。

 

 

最近、電源周波数が合っていないからハムが出る云々言われている様ですが、蛍光灯や電動機ではないので、周波数変換は不要です。

また、ハムの大小は、周波数が異なる為に、聞こえ方が変わるのは確かですが、消える、大きくなるという様な事はありません。

50hzの場合は、両波整流で100hz、60hzの場合は120hzの残リプルになります。

トランスが焼ける等の事を言う方がいますが、トランスは大凡40〜70hz迄の間で作られています。

船舶用は400hzなので、軍用のトランスは40〜400hz迄対応した物があります。

トランスの電圧セレクトが正常であれば、火を噴く事はありません。内部回路に不具合乃至絶縁不良で漏電したトランスの場合は、火を噴く場合があり。

蛍光灯等の古風なチョークトランスとしての場合、50hzと60hzで電流の大きさが異なるので、50hz向けを60hz地域で使う事は許されますが、インダクタンスが50hz用は大きい為、幾分電流が減り、暗くなります。

逆の60hz向けを50hz地域で使うと電流が多く流れて、トランスが発熱、最悪は断線します。

電源トランスとチョークトランスとでは、役割が異なります。

 

 

 

修理や改良を希望の場合は、こちらを一読の上問い合わせより手続き下さい。

問い合わせ内容により、こちらに該当しそうと思われし場合は、ご案内差し上げる場合がありますのでご了承下さい。

UY-807 ガス発生(^ω^;;) 真空管を蘇生させる

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電源を入れて数秒したら、ガガガ バリバリと大爆音。

おぉうビックリと見たら807が怪しい紫色の放電を起こして火花散っていた(^^;;

 

ヒューズが切れるかと思ったが、もう一度通電しても切れなかった。2Aかそこそこのを入れたと思ったが、大き過ぎかな。

とりあえず珍しい故障に思うから観察しておいた。

カソードが温まり、徐々に電流が流れ始めると、紫のグローがプレート内部から、外側へ掛けて出始める。

Ebbは450Vで、昔のセットで良くある電圧を掛けている。(110Vセレクトで10%減)

5U4の立ち上がりが2秒であるから、もしもガスが多量に出ている、もしくは真空度の悪い場合は、立ち上がり2秒で激しくグロー放電が起きる筈である。

その事から、ガスが多量発生しているという事ではなさそうだ。

カソードが完全に近く温まった程(30秒前後)で、100mAを超える程になると、絶縁破壊が起きるらしく、バチバチと火花を散らす。

本機は固定バイアス式であるが、グロー放電を起こした場合は、コントロールグリッドで制御が出来なくなり、プレートからカソードへ、グローによって電流が多量に流れ出す様になるらしい。

昔のセットで、カソードにヒューズの入った回路を目にした事があるが、この様な故障の際に、B平滑、OPTに過電流を流れるのを早い段階で阻止出来そうである。

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ゲッタはあるから、真空度の問題では無い。
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手持ちのNOSに交換してアンプ自体が壊れていない事を確認。

電子の青光りが綺麗。元気の良い新しい球の証拠。
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不良球を捨てるだけは誰にでも出来るから、蘇生試みる。

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テスターでもグローが出て、電流が規定値以上に流れている。

廃棄レベル。
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プレートでガス吸着を行うジルコニウムのタイプとゲッタで行うタイプの2通りあるが、これは後者。

蘇生は良好。1度では不完全であったから3度やって、ガスは薄れ、gmもGood判定であるし、また使える様になった。

グローも当然現れない。

ガス試験では、僅かに指針がReplaceの方へ進むが、まだGoodの範囲。

本当は動かない方が良いが。

 

Zenith Solidstate Television 13‘. 1976.

修理/改造依頼品。

ゼニスの古いテレビがあるのだけれども、ビデオが見られる様になるかという問い合わせを頂き。

RF端子しかないテレビをRCA端子を増設するのは可能。

ビデオでも良いしチューナーを付けてもらえば、テレビとして再利用が可能である。

 

他、コンセントが挟んだ拍子に切れているとの事。

8年は通電していないとの事だったから、古い物はコンデンサが破裂しても不思議でなく、破裂すると巻き添えでダメになるのが増えて、修理コスト高になるので、テスト通電せずに送ってもらう様にしてもらった。

爆破した後の処理と修理は一段と面倒である。(基板が電解液で腐った場合は特に不可。ニコイチなら1台生きるかも知れない)

真空管式の空中配線のセットであれば、パンクしていても修理可能。

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モノクロでゼニスという事だったから、もっと古い物をイメージしていたが、1976年型で、私にとってはかなり新しい部類。

Zenithのロゴも旧タイプではなく新しい方。

なによりスリッドステートという表記が近代的である。

あまりトランジスタの製品は好きじゃない(修理が容易ではない点が)が、技術屋(?)として仕事を選べる程ではないから、どれも頑張ってみる。

広告を出せば選ぶ程仕事は来るかも知れないが、期待に応えられなかった時のお客の顔を想像すると、そういうのは気が進まない。

お互いに良い顔出来る付き合い方の方が良い。

知る人ぞ知る存在で十分......なんてカッコイイ事言いたいけど、それじゃ食っていけないからなぁ。困ったモンで(^ω^;;)

どちらにせよ、わざわざ私を選んでくれたのだから、有難いもので。

他にも高い金額出せば幾らでも業者やらはいるだろうし。

 

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切れたAC断面はビニールとで腐食し、緑青の液体が出ていたから、総交換しないと腐って進行する。

1955〜70年代の電線は何がどう作用するのか、ビニールが溶けて銅線を腐食させてベタベタになっているのが多い。

ペーストが線のシース内に吸い込んで腐るパターンもあるが、これはシースの素材が不良と思う。

もしくは、銅線との組み合わせで化学変化を起こしているのかも知れない。

通電確認は、0Vから時間を掛けて徐々に電圧を上げて行って50Vで音声とラスタが出現。

これで大丈夫と思って、電圧を早く上げるとパンクするかも知れないから、この後も徐々に時間を掛けて。

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垂直は良い様子であるが、水平がどうも流れている様な雰囲気。
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アメリカ規格だから115V迄大丈夫であるが、120V設計の様。

フォーミングは115V迄行っておく。最近は電圧が高い方に110V以上に上昇する事は少ないだろうけど、ピークがある事を考えて、余裕を持ってフォーミングしておいた方が無難である。

1割程国内で使うと低くなるが、寿命の面で有利で長くなるから其の儘で良い。

 

裏に垂直も水平も調整VRが出ているから、調整範囲にあれば良いが、調整が効かない場合はコンデンサの容量抜け、或いは抵抗の高化不良が疑わしい。

トランジスタであるから、これが逝っているとまた厄介であるが、時間をかければどうにかなるだろう。

ソリッドステートと書いてあるから、フライバックの高圧整流も高耐圧シリコンダイオードだと思う...けども、もしかすると5642が2つ入っている可能性も考えられるかも...?(^ω^;;)

東通SONYトランジスタ初号機は高圧整流だけは球を使っていた。

モチロン、CRTはブラウン管なる球であるが。

 

さてとりあえず、内部の掃除と回路点検をして、修理とその後はRF変換モジュールを仕入れて、追加工組み込みを行い端子を加工して、調整して完成とする流れで進める。

 

まずは部品集めをしておこう。

三菱 14T-700 pt3

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前の時にこの破片が何かと問いにしましたが、今回は答えを。
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破片はチューナーの接触子で、この部分は結構壊れる事が多かった様で、後期は簡単に交換が出来るようになっているものもあるが、これはカシメの様である。

チューナーごと交換する様式であろう。

ここもボンドで接着した部品がチラホラある。
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ここの接触片が折れたらしい。
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カゴを外して内側から。
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ハンダ付けが効くから合わせて盛っておく。

隣も亀裂が入ってバネっ気を失っていたから、ハンダ補強。
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接触具合を確認、全接点に導通がなくてはアンテナコイルの役目にならないから、曲げ具合を調整して当たる様にする。

丸くし過ぎると当たりは良くなるが、点接触になって、接触面がシビアになるから、あまり山にはしない方が良い。

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セットに戻してチューナー部は完了。


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倍電圧部のケミカルは噴いていないが、平滑は防爆弁が作動したらしく、穴が開いていた。

恐らく白煙が相当出たのではないかと推測。
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他数個のチューブラもパッキンが破れてパンクしている。

 

コンデンサはメーカー推奨寿命は10年としていて、最近の製品は10年で廃棄せよ、それ以上は使ってはならない、何が起きても自己責任、という様な謳いを目にする機会が増えた。

扇風機のmpコンデンサが原因で発火する事故が多かったというのもあるだろう。

 

 

ps:今日朝は机の上を片付けたり、ちょっとテレビを触ったり、フラつきは少なかったのだが、昼過ぎになって昨日の疲れも出ていたか、やはりまた左の目の奥辺りが痛い様な感覚で、グラグラするから目を閉じ横になって。

目の奥というと耳のカタツムリにも近い位置(?)に思うのだが、何がしか総合的に悪いのか、耳鳴りも目の痛み?も片方だけである。

 

2020/11/28

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今日はリハビリを兼ねて秋葉原まで徒歩にて。

フワフワとして、まるで船に乗っている様な気分であるが、回転と酔いは来なくて歩けた。

日光に当たる事が家ではないから、顔色が白くて変だと言われていた事もあるから、歩きながら日光浴にもなったのではなかろうかと。

 

売れている分を包んで発送...という作業が酷であるから、手伝ってもらって...というより、やってもらっちゃって(^ω^;;)

ゆっくりまた1台づつ通電して様子見したけれども、耳鳴りが酷くて、シャーシからパチパチ異音がした様な、しなかった様な、そんな危うい場面も。

整備済みと言えど、一度地震で崩れて、その後放置してあった代物達だから、何がしか不具合があっても不思議でなくて。

直しても良いけど、其れ相応の修理代が得られないからなぁ(ーー;)

難しい。

片付け

今日は幾分回転する目眩が治っていたから、ゆっくりと整理片付けをしようと。

ただ起きていると、無重力の様なフワフワ感は大きく、丸太かの上を歩いている様なグラグラと感じる時がある。目の前は回らない。

回転する目眩が始まってしまうと、基本的にもう歩けない。自分自身全体が左回りに回っている様になって、天地が回るという具合。

寝ても同じで、左右上下も来るから、止まるまで我慢か、一旦それに酔い出すと強烈に襲って来る吐気。全く困った症状であるが、分かって来たのは、目を瞑ると自分の体勢が理解出来なくなって、本当に回転している様に錯覚を起こしてしまう様で、酔いが増す。

目の前が回転している中でも、自分の指を目の前に固定して、それを凝視する事で、止まっている事を意識し、回転が遅くなって来る。

この回転性目眩は、宇宙士訓練の三半規管を鍛える回転部屋(?)が丁度似た具合と思われる。

よって私は、この時点でもう失格であろう(笑)宇宙には行けそうもない。

それと耳鳴りは相変わらずしていて、並四の様にピーとキーンの組合せが絶えず大きい音で鳴っている。

ただ、この耳鳴りがまた一定でなくて、特定の周波数帯だけが鳴り止んだり、また別の帯域が鳴り出したりする妙な具合で、各々の周波数帯の混変調がないミックスで鳴っている耳鳴りと思われ、歪率的には相当低いのではないかと思っている。

もしこれを電気的、機械的に再現しようとすると、別の音が立ち上がって来て、全体に濁ると思う次第。耳の不思議。

 

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作業台の奥まで積んだのも全て出してみると、こんなのも持っていたかという様なのが多く出て来た。

埃とハンダ屑とで机はジャリジャリ。

各社電鉄の部品を作っていた時は、量が有ったから、御構い無しにドンドコ作って掃除はロクにしていなかった。

今年に入ってオーダーがピタリと無いから、もうジグも部品も机に常備しておく必要もなさそうである。

ダイアボンドも見たらトルエンが抜けてカチカチ。ネジロックも殆ど使わないからカチカチ気味。廃棄する物が多かった。
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奥から、デッカ リボンの交換用に試作したリボンが出て来た。

フレームを作って貼り合わせたら使える。

リボンマイクも出来るかな。

ジグも一式揃っているから、後は感覚だけ戻れば、また作れそう(笑)
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RCA 6264Aを6V6か6F6同等として使う様にコンバーションしたのが出てきた。

作って売ろうかと思ったけども、作るのが大変で安売りになる様だったら...そんな事を思うと、アホらしく思って部材集めて幾つか作っただけで、其の儘になっていた。

銘板迄作って放置(笑)

 

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本棚が特にないから、本棚が欲しいモノで。来年でもアンプの枠作った木で本棚を作ろう。そうしよう。

写真は昭和9年の無線と實驗より。

手持ちの一番古いもので、一番分厚い。濃厚な記事内容で面白い。
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アイコノスコープの記事があって、テレビジョンの実験が行われ始めていた様である。f:id:A2laboratory:20201127190911j:image

知っているアイコノスコープのデザインとは少し異なる...が、多分これが一番古いモノと思われ。

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キャビネット屋の広告。Victorのオートチェンジャー電蓄みたいなデザイン。

旧型のジュークボックスにも似ている。

代理店が神戸と台湾(?)にあった様子。

代理店にアジア圏の表記がある所が多い。時代感かな。

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水晶型シングル・シグナル・スウィーパー・ヘテロダイン。所謂8球スーパーか。

6A7の様な周波数変換管がまだ無かったか、局部発振に58を使ってループさせている。

中間周波はクリスタルで発振させていて、ビートOSCで、ビートを打ち消しする為のもの?わからない。

構造図の手本の様な回路構成に見受けられる。f:id:A2laboratory:20201127190905j:image

プッシュにした並四。幾分大きい音が出そう。

この年代の回路の書き方は古風に感じる。Westernの古いセットみたいである。
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面白い広告があった。頭の良くなる エヂソンバンド(笑)

よく考えたら、冷えピタの原型だなこりゃ。

確かに良くなる...かも...?(^ω^;;)

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この頃はエマーソンの舶来物が多かったらしい。バラした回路説明が抜粋してあったり。

焼けなかったら、多分今でも多く現存しているんじゃないかなぁとか思ったり。
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ビクター ピックアップの広告がある。

いつの間にか、コブラなんて呼ばれになったが、本当のコブラは、Zenith COBRA である。

これはコブラじゃない。

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七欧無線電気の広告。

まだ八欧電機は無いかな?

七欧はナナオーと呼ぶから、ナナオラジオ、ナナオラに。

八欧電機は、ハチオーとは読まず、ヤオー と読んで、ヤオー ゼネラルと言ふ。

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昭和13年発行の無線工学の本に、UZ-6L6A なる球の表記を見つけた。

6L6と言うと、メタルのG管であるが、それを東京電気、マツダが模してUZのソケットにして作っていたと思われるが、出力が2.5Wとある。

3極使いにしてはパワーがあるし、ビームで使えば4Wは出そうであるが。独自規格だった可能性?

6L6自体はRCA昭和11年に発表した球である。

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次の頁には、101D、F、G、102D....と古風な物が載っている。

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昭和17年発行の別の本には、受信用一覧のトップは2A3で、6L6の表記はない。

UX、UY、UZ、Utが主流で、2A5が後のUZ-42である。

米国では6L6のプッシュが家庭用受信機に使われていて、やはり我國は時代遅れ感がある。

6V6を模した“ソラ”なんて球を使ってケンカを売りに行ったのだから凄い。負けても致しかたない感はあるが、人力根性(?)で押し通していたら勝っていたかも?そしたら危ない世界になっているんじゃないかなぁ。結果として後になってみないと分からないだろうけど、日本軍は危険なニオイがする。まぁ何処も同じだろうけども。

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昭和15年の無線と實驗より。

定価の上にある“停”は何の意味か?
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“10月7日から、蓄音器針の販売禁止であります...”

要は鉄針の製造が禁じられたのでしょうな。

他の内容も少し軍事色がある雰囲気で。
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Delica 三田無線が電気アコーディオンを作っていたらしい。

6L6Gを4本使っているそうで、舶来と思われる。相当高価だったと思われ。
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裏表紙は、東京芝浦電気マツダの広告があったが、こちらは東京電気の広告。マツダとはまた違うのかな。ロゴは見たことない。f:id:A2laboratory:20201127182812j:image

“あちらの”と表記された最新ニュース記事。

小さい出力のアンプなりのスピーカー端子からの信号を、6L6ppで受けてパワーを得るというブースターアンプ。

 

戦前の記述は面白い。

焼けなかったら...という節もあるが、ゆっくりした時の流れというのも一つ考えた方が良さそうである。

少し最近は何にしても早過ぎる様である。

待てない人も多いが、結局の所、一度美味しい味を占めると、それ以上が欲されて、加速するのであろう。

 

こんなで結局、本を読んでしまって片付けにならず(^ω^;;)

修理依頼だったが...

6L6ppの小型拡声器の修理依頼があったが、持ち込まれた時に不具合症状が再現せず。

60年か70年は経っていそうなコンデンサ類で構成されていてハムは大き目。

6L6は中国、曙の球が挿さっていて、もう一方はアンティーサウンドなるメーカー?のが挿さっていたが、中国のっぽいから、まぁ似た様なモンかな。プッシュでバラバラだし、どうもお金を掛けたくない様な雰囲気。

案の定、症状が再現されないから、修理は不要となったが、球をチューブチェッカーに掛けると、H-Kショートと出た。

それでも音は出るから、じゃあ良いじゃないかという様な雰囲気になったが、一般的にはショートしていれば廃棄であるが....と話して球のみ交換になったが、あのコンデンサ類の寿命はとうに来ているだろうから、時限爆弾の様であるが、それが気に入っている様な言い分の雰囲気にも感じられたから、それでも良ければ良いだろう。

ただ球には負担になるかも知れないけど、安い球であるし、ダメになりゃすぐに交換して使えば良かろう。

多分、コンデンサの交換を嫌がる云々言う所をみると、あれはギターアンプとして使っているかな。

元は小型PA拡声用であろう。

5U4の隣すぐに初段の6SL7が並んでいて、ハムが大きくても仕方ない様な詰め込み具合。