
預かり品
とても巨大。
作業台には上がったが、身動き取れないので一旦下ろして、シャーシだけにしよう。
症状としては、ハムが酷い。
音が大きく出来るが、低音が出ないみたいで、トランペット拡声器みたいな、カンカンした音。
大きさの割に、口径の合わないユニットが入っている様な、変な質感。
この大きさ無くても良いのではないかと思う様な質感。ポータブルの方がバランス良い音している感じがする。
とにかく、大きさの割に合わない音。
受信自体は具合良い。

ハムがブーブーやっているので、電源不良だと思う。
一番怪しい整流平滑部は下から作業できない箇所でもある。

ハンダ外し。
一旦シャーシを抜くのに、ハンダを外すが、うーん?
この黒い線はVCの片側に入っているものなのかなぁ?
シャーシアースの端子もあるし、線を伸ばすのならば、ここに落ちていないとならない様な気がするのだが?

見てみると確かにシャーシに落ちているが、ユニットのボディアースの表記はない。
これで良いのか?
でもハンダしてあった形跡があるんだよなぁ。
というか、OPT側でアース取ってないかなぁ?
まぁ良い。後で調べる。

シャーシだけにしてもでかい(笑)
空っぽではなく、詰まっている。これは凄い。
それであの質感の音は何か変。
修理の手は入っているが、肝心要が交換出来ていないと見た。

ははぁーん。なるほど。継ぎ足しをやったか。

セレンも其の儘、ケミカルも其の儘。
ケミカルは防爆弁が押しあがって来ているので、内部圧力が高そう。
これはお釈迦にした方が良い。爆破するのを待つ必要はない。
ダイオードもハムが大きいので、平滑不良であろう。これも交換した方が良い。
継ぎ足しで誤魔化しは効かないレベルに迄劣化が進んでいる。
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350V50μF指定だから450vで良い。
ブリッジを組んであったから、半波と違って、ハイパワーだ。
ノーメンドはそういう所、暫しシーメンスに似ているかも。
それを考えても、低域スッカスカな音は、有り得ない。
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増幅部のカップリングは交換してあるから、漏れが激しかったのであろう。

エロー1813。
2004年の4月製造。20年経過したが、まぁまぁ。問題ない。
昔のと違って、湿気対策は良い。あと20年は大丈夫だと思う。
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音色補正部には触らなかったらしいが、問題児のシーメンスがある。
これは容量が消えている可能性が高い。

うーん?このオイルペーパーらしき物も大丈夫か?
検波と増幅の球に入っているから、AFであろうな。音声信号を扱っている可能性が高い。
ハムは出るが、低域が出なくて、カンカンした音だったから、容量が抜けて高域しか通らなくなっている可能性は高そう。
とにかくシーメンスのペーパーCはダメだ。
容量が無い逝ってる、拡声器みたいな音が好きな場合には残した方が良いが、それならウーファー要らないよねっていう具合。
中高音とハイレンジのスピーカーがあればらしくなる。トランペットスピーカーでも良いし。
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どれどれ?
お???
容量はあったが+500%
まぁまぁ、これは驚く様な数値ではない。よくある。
おそらく絶縁は逝ってるので、容量も絶縁も破茶滅茶だとは思う。

っというか、これシーメンスだと思ったが、良く見たらシーメンスではない(°_°)
似ているが、SHではない。
ショイフェレって肉料理???
どう言う事?ブラックキャット的な?
ドイツ版、豚の肩肉コンデンサ???
よく分からないが、逝っている。
低圧で狂った数値なので、当然音色も狂っている。
電圧的にはAVCからの電圧を受けていたり、CRフィルターをガッチリ組んであるので、DCの絶縁的にはそう大きな電圧ではないが、容量にシビアな箇所。
おそらく、電圧がそんなに印加されていないので、交換しなくても良いと思ったのか、それともこの音色を維持する事を考えたかは分からないが、不良部品は常に変化をし続けているので、安定した劣化状態を常に維持する訳ではない。
即ち、毎日違う音色になっても不思議ではないし、使っている最中に、音色がコロコロ変化する。それが壊れている音色という事である。
古い昔のシンセサイザーは、ボリュームを触らなくても、一旦電源を切って、再び通電した時に同じ状態になり難いというのに似ている。
壊れてはいなくても、温度変化でも容量が変わる。
それは室温、湿度でも変化する。
シンセの場合はとてもシビアだが、音色の場合は、10%程度変化しても再び電源を入れ直した時には気付き難いか知れないが、変化は起こしている。
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BTユニットは、少し前に実験的に作ったのが何台もあるから、これを使う。
少し改良して。

トランスがあるので、仕込むのは割と簡単。作り置きが効いている。
でも、ピアノキーと同期させるのは、一筋縄ではない。ここの加工は部品を土曜に買い出しに行く。
試運転。
ハムは消えた。皆無に近い。
これで良い。
しかしまぁ低域がドンドコ凄い。
回路図通りだから、問題ない状態ではこんなに低域が出るのかって位にブーストが掛かっている。
ツマミを引き上げても、何も変化を以前は感じなくて、ツマミを回しても、高域の加減は僅かにしか変化が無かったが、今はかなり変化量が大きい。これで正常であろう。
ツマミは引き上げると低域がカット。
その中間はないらしい(^ω^;;)
然し乍ら、高域をカットして、音量を上げたら、それはブーストしたも同然なので、そうやって微調整すれば良いよね。という雰囲気かな。
そもそも、開放型であるので、過剰な位に出しておくのは良くある。B&Oも出過ぎな位に過剰にやっているが、いざ箱に入れて鳴らすと、そんな過剰には聞こえない。
スピーカーに対して、上手い塩梅に鳴る様にしている。
毎度だが、だからスピーカーを抜くのはやめなさい。という事である。
やるなら全部セットで。
単体にバラしてしまったのなら、良い塩梅に調整してこそ良い条件である。
アンプは何でも良い様で、そうではない。

特に連続可変ラウドネスが入った特殊なボリュームは、シーメンスもお得意で、小さい音の時には過度なドンシャリ、もしくは低域がブースト。
段々とドンシャリカーブは逆さまになって、カマボコになる。
このセットは、どうも高域がシャリっとし難くく、低域の調整が主の様なので、大きいエンクロージュアでユッタリ鳴らす事を考えているのかも。
これだけブーストしても、高域が満足に出る計算であると思われる。
今は試験用のモニタなので、過剰に出ているが、こうはならないと思われる。
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シャーシを逆さにして、スピーカーの怪しい配線を見直してみる。
回路図通りではないので、回路図通りの正常に戻して、どうなるのかやってみる。
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変な繋ぎになっていると思ったが、調べたら合っていた。
線の取り回しが変だったが、これがオリジナルなのか?
それとも電線は変えたか?
良く分からないが、短距離完結させる様にした。
古いソースの音作りは据え置きラジオ向けだったと思われるので、これは合っている印象がする。
近代になると、カーラジオ向けの音色に。
最近では、イヤーヘッドフォンに合わせて音色作りをしているそうである。
時代其々で、音色作りが変わってくるのは面白いが、耳の特性としてドンシャリは良い音に聞こえる。
音がデカい場合には過度になるのでカマボコにする。
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プリント違うけど、これcccpっぽいな。
ターゲット面が銀色だし。
でもってカソードが案外短い。
ふぅーん。これは初めて見た構造かも知れない。

グリッドは中空で特に保持は付け根の1箇所だけ。
トーヨーは確か、絞ってあった様な気がする。
このグリッド線は割りかし硬いバネなのかも。
振動でショートしないか気になるが、cccpならば、その辺りは頑丈そうだ。
チープな様に見せかけて、実は凄くガッチリ作ってある。
その見た目で、多くは馬鹿にして相手にしないので安価であるが、それで良い。
変なマニアに目をつけられると、本当に良い物が減るわ高騰するわで相場をぶち壊してくれるが、大概マニアは変な物を欲しがるので、非常に真面目な物には興味を示さない。それで良い(笑)
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どんな特性なのか見ておく。
感じている印象と合っているのか照合。

ツマミ押し込み状態、ハイ最大。
高域の急激な衰退は、陽極側にある250pfが効いていると思う。
チーチー、シャカシャカ鳴らさない様にしている様子。
1950年代にもなれば、HiFi巻きのトランスは存在するので、これはあえての仕様だろうな。

ツマミ引き上げ、ハイ最大。
過剰な低域がフラットに近くなるので、これが標準の音として設定されているのだと思う。

ツマミ引き上げ、ハイ最低。
持ち上がっていた高域はフラットを超えてRiaaカーブに近く衰退する。
もしかすると、RIAAデコード無しに、増幅1段程度のMagP.Uを相手にしたプレーヤーが使える様になっていたりして。
これならRIAAらしくなるので、其の儘鳴らせそうである。
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2026/10/03

マキちゃんところで毎度のマイクロswを調達。
TAが押し込まれた時だけBTがONになる様に追加工…と言っても、ただハンダしただけ(^ω^;;)
穴あけ等はあえてしない。
戻そうと思えば戻せる。
これで良い。
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そういえば、AMのフェライトバーアンテナが見当たらないな?
50年代だと、まだバーアンテナは出て来ていないのかな?
分からないけど、7球なのでかなり高感度。
少し線を出せば良い。
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組み立てた。
初っ端受け取った時と180°変わっちゃった感。
別物みたいになったが、これで当時売っていた時の状態に近く戻っている。
低域はかなり持ち上がっているが、開放では空気みたいな具合。
机がブーンと振動して物凄く出ているが、ブーミーではない。
壁に近付けると強烈に持ち上がってくるかも知れないが、そしたらツマミを引けば良い。フラットに近くなる。
これで上がり。