A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Welcome to A2laboratory

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 Yブログから移転しました。

 

—製品納先/展示 試聴—

・浅草 A2 Laboratory (当研究所)

東京 浅草 2丁目12-6阿部商店 内

別店舗 物件探し準備中...只今自宅兼(視聴にお越しの場合、アポ要)

 

・高萩 吉田理容所 (6SN7低歪コントロールアンプ/6L6シングル パワーアンプ 非売品サンプル)

https://g.co/kgs/afNkEE

 

・北上野 Kaise Cycle (6L6GParallelPP 4機 DJフロア向けに設計)

HP:https://kaisecycle.business.site

(アナログデバイスでの再生、フロア貸し、ダンスフロア)

 

 

 

 

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A2 Laboratoryにカンパするよ!という方は、連絡下さい(笑)

 

815pp 2C26A ドライブに変更

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今日は持ち込み修理点検の依頼が店に入っていて、お呼びがかかっていたから、朝から出社。

時間でお客さんはまだ来ない様だったから、梱包して、小物は郵便局に持って行こうとやっていたら、いらして。

20か30kgはある重いラックマウントのPAアンプをコロで持って来られて、そんなに古い様ではないから、修理という修理は特に無いが、回路点検と球のエミッションチェックにて。

付いていたKT88はゲッタが半々になっていて、チェックすると生憎エミゲンとスケール振り切れという具合。

振り切れは、ショートはしていないが、120スケールが大幅に振り切り、電流が多量に流れる様子。

エミゲン側のは、瞬間良い数値に跳ね上がるが、テストをしていると徐々に下がって来るという類。

ガスが生じているか、何がしかに問題あり。

他に12AX7も3本エミゲン。

Ach Bchでステレオになる。

ギターアンプと持ち主は言っていたが、PAギターアンプなのかな。よく分からない。

KT88には、Eb630Vだったかが掛かっていて、Esg320だったか。定格一杯一杯という印象。

90Wも出ないそうなサイズのOPTだが、出るらしいから凄い。ミテクレからすると30Wかなと。

g1は-30Vで、カソードがアースの様で電流は確認出来ず。

バイアス調整トリマは1つでppを調整。

DCバランスはないから、マッチングでないと上手くないが、まぁマッチングと言えども、何を合わせるかで違うけど、普通は電流であろうからACバランスも高級品には付いていたり。

 

色々やって、郵便局へ行った後に、ちょっと外回りついでで、ラジデパに顔出し。

最近特に普通一般に使わない球を、別の応用で何がしか面白い事をやっているなと言われたり(笑)

 

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以前からの知り合いで、1つ良いのを誂えてもらえないかというオーダーを貰ったから、集めて来た。

マッキンやら、使っていた事があるとの事で、以前におもちゃ程度のステレオ10Wかだったかの6L6シングルを作って譲ったが、かなり歪ませて聞いている様だったから、まぁ5Wで足りない様ならば、100Wは無いと満足行かないかなと。

それで807か6BG6かが良いかなと思ったが、レーダー用の整流管、4B31もあるし、大きさ揃えで、815が良いやとなった。

50W出ると思ったが、AB2で45W Dist2%か。

歪んで聞こえるレベルは50W出るかな?

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ドライブは、持ち合わせの1626が良いかと思って、後2本を買い求めたが、何となんと、完売とな。

社長ももう入って来ない球だから、今後集めるのに苦労するのではないかというから、いた仕方ない、55にしようか、47にしようか、色々迷ったが、じゃあもう面白さとミテクレ合わせで2C26Aにするかと社長と話して、出力もあるし、ドライブには余裕過ぎのドライブになるが、押せないよりかは押せた方が良いであろうっていう具合でこれを選ぶ。

こうなると、STダルマでなくなって来るから、どうしたものか、6WC5が浮いて来る。

という事で、GTストレートの6SA7が6WC5の同等であるから、これにする。

世間一般では、6WC5も6SA7も、オーディオ使えるのか疑問視するかも知れないが、実験した結果から言えば、非常に良い特性であり、反転回路も必要なく、ダイレクトドライブが可能になるし、ハイμであるしと、ppには好都合という具合である。

さらに言えば、ゼロバイアス動作で上手く動作するものだから、部品点数も少なく出来るという、好都合過ぎて嘘の様な球、周波数変換管である。

 

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これは自分のお楽しみで買っておいた。

マジックアイ 6AF6である。
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6E5と比べると、管長がかなり短い。f:id:A2laboratory:20200606191655j:image

理由としては、電流変換の3極部のある6E5に対して、6AF6はグリッドもプレートもない。

要は、ターゲット、制御電極、カソードしかないのである。

即ち、電圧を直接制御電極へ印加し、それが影角になるのである。

これをAVCレベルで使おうという場合は、別に設けた電流制御管を用いて、高感度化すれば良いわけである。

先日からやっていた6E5のVUレベル計と同じ原理であるが、6E5は電流制御部が内蔵されているから、90°以上に開かせて使用するのが難しいという事になる。

マジックアイ ユニット

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企画で作ろうとやっていたマジックアイ ユニットであったが、片方づつ動作させると問題なくVUユニットとして使えるのであるが、ステレオで2つを動作させようとすると、互いに干渉するのか、入力に関係なく動かなくなるという(^ω^;;)

 

問題が多くてカット&トライを幾度とした結果、ドライブの球を別の物へ交換する事で解決した。

5極管を使用した場合、3極使いをしないと上手く動作しない様である。

ハイμの3極管を使用する事で解決。

しかし、オグジュアリ程度の信号ではフルスイングしないし、もう球を増やす余裕は無いから、2SC1815で1段組んでみると、μ20程度で程良く動作した。

この後作るとすれば、球2本か12AX7かAT7でも良いであろう。

 

youtu.be

 

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高圧はインバーターであるが、入力のみで、出力するのは光としてだけであるし、筐体はアルミ鋳物でシールドされるから、外部機器と干渉する事はないであろう。

以前にも、VHFコンバーターを作っていたが、アルミ鋳物のケースで作った場合、シールド率が良いから、裸のモジュールでも、なんら問題なく。

プラスチックのケースで作る場合は、銅箔かで内部シールドを施さねばならないであろう。

カット&トライを何度も繰り返した為、殆ど空中配線で、輸送ができる出来栄えではないが、sn001は初号という事でサンプルにでも取っておく事にする。

もしかすると放出するかもしれないがw

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50BM8シングルとで積み上げた。

入力はパスできる様に、スルー端子も設けているから、アンプへ渡りも可能である。

末端でも良いし、入力レベル計としても両立している。

改良型を考え作る事にするが、特に問い合わせは今のところないから、気分が乗った時にやるかもしれない

ワイヤーレコーダー MODEL 80-1 RMA 375

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パリに行った時に、ブロカントで買ったWebster chicagoのWireRecorder. 

120EURを60Eurに値切って買ったが、トランク型であるが重量が凄くて、生憎空港で超過料金発生...結局高くついてしまった、そんな思い出の品物。

本品はアメリカ製であるが、前の持ち主がアメリカから買って、使っていたのであろう。

100Vに落とすトランスは付属していなかったが、50c/sであるから、周波数は東京と同じだから再生は其の儘可能で、ホームパーティーかを記録した音声が入っていた。

ブロカントでは、壊れていないとオーナーは言っていたが、数十年の話の事であろう。買った時既に部品が寿命が来ていて、音は小さいし、録音は出来ないしという状態だった。

まぁ再生に不具合があるという事は、録音時には、再生回路を使う訳だから、録音できなくても不思議では無くて。

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今日は久し振りに部屋の掃除で出してみた。

アイドラが少し滑り気味か。

手入れしてやれば問題無かろう。
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テープ....じゃなくてワイヤーは2本付き。

最大4個収納出来る。

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Listen、Recordと、昔の局用デンスケっぽい。

Recordの儘、巻き戻しをすると高周波はカットされたと思うけど、録音ヘッドは其の儘だったと思うから、音が変になった様な記憶(笑)

凄く危ないのは古い物は付き物(^ω^;;)
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針金に録音するワケだから、切れるか錆びない、強力なマグネットの近くに置かない限りはダメにならない。

酸化鉄をアセテートフィルムに塗った磁気テープは剥がれたり、劣化が早いが、ワイヤーは寿命の面では優れている。

今でもフライトレコーダーだったかは、ワイヤーのハズで、軍の記録用も、やはりカセット式のワイヤーレコーダーである。

それだけ信頼性のある媒体で、長寿命である。

我國では、愛宕山日本放送協会の博物館に所蔵されている。

 

youtu.be

ヘッドが上下するのは見ていて、何とも機械的で良い感じ。

音も1940年代とは思えない程Wide-Rangeである。

東通工の作った紙のテープコーダーとは差がある。

オリジナルのマイクロフォンはロッシェル塩のクリスタルであるが、流れてしまったか、分解してあった。振動板も破れているから、使い物には成らないが、形だけ。

球はGT構成 6SJ7 6J5 6V6

整流管6X5

発振する50BM8/6BM8

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先日作った50BM8シングルであるが、ふとした拍子にS.P線が外れた。

その時に、バチチとアークが球下で起きたのである。

止まったと思っていた発振はどうやら負荷がある時は小さくなって隠れているだけで、負荷が無くなると不安定になり、発振が大きくなる事が判明。

無負荷でも安定な状態になる様に改修する。


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色々やってみると、どうやら5極部で発振が起きているのではなく、初段の3極部が悪さをしている様である。

ボリュームを開放に近付けると発振を起こすから、カップリングを入れてボリュームとの関係を別にしたが、これも効果がない。

カップリングのCに手を近付けたり、シャーシアースした線を近付けると、発振周波数が変わったり、大きくなったり消えたりするが、やはり消えた訳ではなく、ボリュームを動かすと再び現れる。

試しにOPTのP-B間に2000pfを入れるとかなり高い方の発振が収まって、可聴周波数でピーピーとやる様になった。

ボリュームの位置で可変するが、基本的には発振は連続可変の様に安定した感じである。

 

ゲインがかなり稼げているから、5極部のgリークは500kではなく、100kオーダーの方が発振が止むかも知れないが、そうするとカップリングとで30c/sカットになるから、低域の豊かさが薄くなるかと考えて、初段のゲインを下げる意味で、局部NFで、200kをp-g帰還させた。

発振はピタリと止まり、発振予備軍みたいなホワイトの様なノイズも消えて安定的になったから、一番良い方法であったと考えられる。

オシロ上では、綺麗な1本ラスタのみになった。

ゲインはそれでも十分大きく、フルスイングする。

前回gに付けた330pfのフィルタは外した。
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直感で分かるようにS.P端子上は+

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あまり変化は感じられないが、最大出力が少し向上した様である。

隠れていたとしても、少なからず発振していたとすると、共振高調波でモヂっていたハズである。

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改修後 回路図

AC120Vを両波整流すると150V程に上昇する。

50BM8の場合はヒーターを電灯線で賄えるが、この場合、H-K間がオープンになってしまうから、電灯線の両側から.02μF程度でシャーシアースするとACハム消しになる。

可聴帯域 インバーター/スイッチングノイズ リダクションユニット

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最近ノイズの件で問い合わせが無かったから、暫く作っていなくて、先週かに大容量版も売り切ってしまって在庫は無かったのであるが、どうもインバーターかスイッチングノイズらしき症状と思われし問い合わせが来たから、今回は小型に作ってみる事とした。

都合の良いのが、アメリカン電機のしか無くて、結構コストばかし掛かってしょうがない代物であるが、一般市販のEMIフィルタとは異なり、可聴帯域をカバーする為の物であり、似た様なものだとCSEが作っているのが該当する。今は作っているのかな?

一般市販のEMIフィルタは、PCに影響が出ない様に、高周波をカバーしているが、これをオーディオ、則ち可聴帯域の部分へ取り付けても意味を成さないのである。

CSEのクリーン電源は、オーディオ用途に可聴帯域をカバーした製品で、これであれば効果があるが、結構良い値段するから、自身も手にするのには中々考えたものであるが、結局買ってバラして、ノウハウを貰ったのであるのだが(^ω^;;)オイオイ

 

まぁこの手の品物は、まさか電灯線から来るノイズと判別がつく迄、欲する事はないだろうから、古典的な真空管アンプか、昔ながらの製法のアンプやラジオを買って使った時に、そのノイズに頭を悩まされる事であろう。

ディスクリートトランジスタアンプでも、ノイズが聞き取れる場合があるが、トランジスタの場合は真空管と違って、電源電圧を降下させて動作させているから、1あったノイズが例えば5倍降下させていたら、0.2になる。

真空管の場合は逆に昇圧していて、大体3倍にはしているから、ノイズも3になる。

ただ、トランスに入った時点で、高周波は自動的にカットされる(飛び込みが無ければ)が、可聴周波数のノイズは、2次側へ現れる。

例えば、蛍光灯のスパークノイズはスパイクになって2次側へ現れる。

インバーターのジィー、中高音のブーンという音もやはり電灯線を伝って来る。

昔(昭和27年位迄)はラヂオにも受信機許可証が必要で、受信機内部で発振させた信号が、外へ漏らしていないかを試験して、合格を貰った受信機以外は使ってはならないという電波法があった。古いセットにはマグネチックS.Pやキャビネットに紅色の”放“というシールが貼ってあったり、舶来品に於いては私設無線電話規則に基づき、受信周波数帯域が変更され、逓信局の施工表が付いて来る。

第2次高調波、第3次高調波による自己発振で、周囲の受信機に受信障害を起こすからである。

それが無くなってからは、現在の様に、高周波インバーターのノイズがダダ漏れでも良いという様になっている(意味合いは違うのだが 汗

干渉する機材が現在少ないという事もあるが、根本干渉させない様に設計をするのが基本であるが、安物はそうも出来ないか。

昔には無かった高周波インバーターやスイッチング電源の類であるが、昨今の電灯線は普通でも汚れている。

ICアンプは基本的にノイズまみれであるが、フィルタでカットしてやれば最終的には気にならないというやり方に近い。

AMラジオが静かに聞けるレベルであれば、ノイズに汚されていないという、簡易な見分けであるが、調べるのには使える。

PCの近くでは上手く鳴らないのはノイズを発しているからである。

 

良い音云々の前に、電灯線から来る外部ノイズをどうにかする必要がある。

 

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今回作った、小300W型

12AX7 音色確認 瞬間切替器

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お店で取り扱いのある球で、どれがどいう云々というお客さんがいるから、試聴用アンプに差し替えてとやっているのだけども、電源切って、差替え、通電....

これじゃあ、何がどう変化しているのか判別が難しいと事務所から見ていて思っている。

という事で、最大3本を瞬時切り替えで音色変化を確認しようという装置を作った。

X7はμが100あるが、増幅無しのラインアンプで良い訳であるが、カソード出しだとその変化率が判別付かないかなと思って、プレート変調した、アンプに使った時と同じ条件で、ゲインを落とした回路とした。

持っている12AX7マルTで1:1になる程度に調整した。

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手前のスイッチでステレオ一発切替になる。

プレートを切り替えると、カップリングのチャージがあるから、ポップノイズが出てウルサイから、3つとも動作状態にして、負荷も繋いでおいて、ノイズレスに仕上げた。

本機で音色作りをしてしまっては意味がないから、簡素な、データブックに動作参考で乗っている回路構成である。
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カソードはあえてバイパスCは付けていない。

 

試しに使った、アメリカJan5751、北京電子 曙光、松下マルT

 

5751はデータシート通り、僅かゲインが下がる。μが70である。

音は全体にゲインが下がるからか、大人しく聞こえる。

曙光のヴィンテージX7は、3つの中で一番明るい音がしている。悪くない。

松下マルTも曙光に似ているが、そこまで明るい印象はなくて、落ち着いた雰囲気だけど、ブラインドされたら、自分には判別付かない印象。

聞くソースにも寄るだろうが、コンピュータマスタリングの曲ではどちらも同じ様。

 

あとは何処まで求めるか、だろう。

球で音は変わらないと、私は話の上では言ってしまうが、結局コンデンサを変えても抵抗を変えても、配線材を変えても、ハンダを変えても変化すると感じたら、それは変化があったという事だし、コンセント アウトレットを何処に、どの向きで挿すかでも変化するから、それをウンチク言って同意を求める必要はないかなと。

聞いてみて自分が思う感想が言えたら、それはそれで良いわけで、十人十色。

ただ、測定器に掛けて出た結果によるものであれば、それは性能の裏付けになる事であろう。

そもそも歪んでいるとか、発振しているとか、フィルタで音作りをしているとかはまた別として。

難しく考えず、音を楽しく楽に聞くのが、“音楽”と思っている次第です。

 

 

昨今、安いICアンプもあるし、iPhoneで鳴らして満足している人が多いのに、真空管をワザワザ選んでいるのであるから、とにかく自分が気に入る様に楽しもうZE(笑)

 

 

ps:曙光の球はマイクロホニックが大きい事が判明。

フォノアンプに使った場合、床の音を拾う可能性あり。

Jan、マルTはマイクロホニックが小さい。(本機では確認出来なかった)

電源を強化した50BM8 シングル

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以前に買っておいた50BM8がある事を思い出して、ラグで小川電子の真空管PAアンプ風に綺麗に仕上げられるかなと思ってやってみた。

抵抗はデンマークの高いやつ(笑)

(高いクセに公差が大きいから、公差を気にするならばDaleの軍用1%の方が良い。

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電源部

毎度ながら、セミレス(P.Tレス)で作ろうかと思ったのだけど、BM8の3極部は結構ゲインが高くて、発振もし易そうだから、入力トランスが要り様になるだろう事を考えると、セミレスじゃなくて、トランス付にした方が安定度も出力も、音色もストレートに出来ると考えた。
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50BM8は、6BM8の50Vヒーター版。だからステレオで100になるから、電灯線へ其の儘繋げられるから、ヒータートランスやタップが不要になる。低コストである。

1本で3極5極がセットになっているから、初段と出力で1本で済む。

170V程で3W出るから、ステレオ6Wと、かなり高効率。

最大Ebbは250Vであるが、最大にしても3.4W程と、170Vで使った時と、殆ど大差ないから、定格一杯に使って搾るよりか、少し低めで動かした方が熱量も若干ながら引くから、寿命的には長くなるハズである。

それと、高圧を印加すると、低域の締まりが強くなる傾向があるが、同時に出ていない感も強まるから、ある程度電圧を落とすと低域に含みがあって豊かになる。

ブーストしているという訳ではないから、ブーミーに出来るという訳ではないのであるが。

NFBのある場合は、その辺りの変化はあまり感じられないかも知れないが、NF無しのストレートに鳴らした場合には、球の内部抵抗gmが出音に大きく変化があると言える。

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結構押し込んで作ったから、シャーシデザインは無理した感があって電源スイッチが横向きじゃないとコンデンサに干渉してしまうという(笑)

電気的設計は無理は無くて、定格マージンを取っているから、すぐに壊れはしないであろう。

その気になる出音はハムは無いし、電源平滑に普通じゃ使わない、合計2000μFものコンデンサを使用し、オイルやフィルム並みの低域の押しの良さを求めたから、低域がドンと来ても、その後の音がフラフラっとする事なく安定感はかなり良い。

残留リプルも殆どない。

高域もスッと伸びている音がして、曇った感じはなく明るめ。117N7に似ている。

球はRCAのメキシコ製。

117N7もやはり製造はRCAだから、ハイの明るい雰囲気はRCA特有かな。

 

 

ps:

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Gainを絞って使うと特定の位置で30kcの発振を起こす事が分かったから、改良して仕上げた。

SGには抵抗を1つ追加、バイパスに10μFを使ったが、どうも痩せる様な気がしたから220μFに変更。

ゲインの安定感が良くなった。

それでも球を触ると発振が始まり、やはり同じく30kcで、音としては聞こえないが、入力を入れると、僅かながら不自然に歪むから高周波発振を起こしていると見当つく。

大きい音出して歪んだ時とは違って、音全体が高周波の変調を起こしているから、2次歪か3次歪の様に特定の音が変になる。ソース元がどういう音がする録音かを覚えていたら、それが分かるが、そうでないと判別は難しいかと思われ。これが個性と思えば通用してしまうかも知れない...恐ろしか(^^;;

オシロがあれば一発で分かるが、無いと厳しい。

結構こういうヤバイ高周波変調アンプがヤフオクに出回っているから要注意である。

オシロの無い人が作った物は修理ベースで買うべきである。

聞く話によると、高周波を長い事聞いているとハゲるらしい(笑)本当かいなw

今回は線を一括りに纏めたのが原因である事が結果として分かって、シールド線も使っていないから、高インピーダンスになる3極、5極の間は発振しても不思議ではなくて。

結局、シールド線を使った時に起こる線容量と同じ程の330pfをグリッドにバイパスしてやると発振はピタリと止まった。

しかし、今度は幾分ハイ落ちして、真のHiFiと言えなかなと思って調べてみるも、そんな事なかった。試しに入り外しをして、どの位の差が出るかも試したが、特に聞いて変化は感じられなかった。

容量が大きくなると可聴周波数帯に迄掛かって来て、ハイ落ちしていると感じるようになるが、気付かないレベルで収まった。

本当はこんなバイパスCは入れたくなかったが、発振している様では、HiFiとも言えないし、エフェクターになってしまうから、致し方ない。

それで言うと、小川電子のアンプはシールド線を必要箇所には使って1本に纏めていたのであろう。

ACヒーター線も一本に纏めても、ハムの影響はない。

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P.Tのタップが裸だと危ないから、シリコーンで封しておいた。

1次側は下側に出ているのだけど、わざわざ狭い隙間に指を入れる事も無いだろうから其の儘としてある。

 

小さいシャーシの、これが鳴っている様な雰囲気がない出音で、中型のアンプが鳴っている様な、見た目に反して...という差がある質。

馬力があるから、そう感じるのかも知れない。

無理やり小型に収めたという事もあるけど(笑)

 

店に持って行こうか、自分所で使おうか迷い中(笑)

店に持って行くと中間マージンが入るから少し高くなっちゃうけど、欲しい方がいらっしゃれば連絡下さい。

特に値段については考えていないので、交渉にて。希望価格に沿う様になるべく。

 

ps:連続信号でステレオ2W RMS 4Ωでした(^^;;

ピークでステレオ4W