A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

古典球 TM真空管

f:id:A2laboratory:20210111112618j:image

フランスで作っていた古典球、それのレプリカ見本品を譲ってもらった。

R Type Valve、TM管

WWI第一次世界大戦の時に使われたの軍用の球らしい。割れ易そう(^ω^;;)
f:id:A2laboratory:20210111112621j:image

螺旋のグリッド内に細いフィラメントが1本走っていている。
f:id:A2laboratory:20210111112625j:image

通電すると僅かの電圧でポワァと燈った。

1.2Vで300mA流れたが、定格は4Vで500mA流れ、結構煌々と光る。

f:id:A2laboratory:20210112111344j:image

結構細いのに、良く光るから切れるんじゃないかと心配になる(^^;;

しかしながら、3.5Vを下回るとカットオフの様に増幅度が無くなるという具合で、当時は定めし湿式電池が使われていたのではないかと思うが、急に通信が止まるという事があったのではないかなと思ったり。
f:id:A2laboratory:20210112111341j:image

簡易に動作させてみる。

Ebb85

Ep39.4

Rp100k

Rk30Ω

Ik0.45mA

μ4

Sig. Max 3V
f:id:A2laboratory:20210112111338j:image

これでいくと内部抵抗rpは87k程かな。f:id:A2laboratory:20210112111347j:image

ゲッターは無いし、プレートにジルコニウムも塗布されている様には見えないから、ガスが発生すると比較的早くに不良になるのかなと推測。

μも4だから、8本使っても5670の1本分程。

12AX7相当にμを稼ぐとすれば、簡易計算で25本(^^;;

実際はμが100有っても、100は出ないから、25本集めた方がゲインは高くなるかな。

1本しかないからモノーラルにしかならないけれども、ミテクレが面白いというだけの事だが、アンプを組んでみようかな。