A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

良い時代。

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1958年の電波技術より一部抜粋。

自作のカラーテレビ。
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こういう面白い思考を凝らした代物を作る時代は今からすると、随分と面白そうで。

今はそんな事をしようとも思わない程に、色々な物が完全な状態で入手出来るし、また、その完成品に不足も感じない。

ただ使って便利というだけ。

モノによっては、買ってから壊れるまでに、一度も使った事がない機能、装置すら存在する様に思う。

色々な事が出来て便利。確かにそうかも知れないが、ある程度使用者に考えさせる間を与える位でも良い様に感じる。

便利は頭が悪くなりそうだ。何も考えずとも機械が答えを出し仕事をして。

何か欲する、或いは改良したいとも、何も考えられない。

メーカーの手の内でコロコロ転がされている事すら、もう幾分慣れが来て、分からなくなっているとも考えられる。

敷かれたレールに乗っかって、自動で流されている機械と同じ様で、何か脱線したいと思う次第。

と言っても、何か新しい事は思いつかない。

過去の物を如何に使うかという事しか自分には出来なさそうだ。