A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

試験管トランス

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ガラス管に横に長くコイルをギッチリ巻いて作ってみた。
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コア材は炭素鋼を選んでみた。

鈍し鉄よりも良いかな?と思った次第で実験。
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信号発生器側のインピーダンスは600Ωかな。

数Ωしかないピックアップを対象にしているから、測定値とズレを感じるが、低域は出なさそうだ。
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コアを抜いてみるとハイ側に偏った。

面白い。

 

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試聴。

低域はそこそこ出ているが、特性データ通り中高音が上がっていて、明るい音がする。

P.Uをストレートに入れると暗いモクモクした音がするから、具合良く持ち上がって補正が効いていると言えそう。

聞きながらコアを抜き挿しすると、音量が下がり高域しか出なくなる。

高周波のアンテナコイルが中空なのは、そういう意味なのだろう。

コアがループでもっと多ければ、低域も出てきそうに思う。

しかしながら、炭素鋼をループにさせるのは結構硬いぞ(^^;;

そんな様だから、U字のコアを中央をIとして挟んで実験をしてみる事にする。