
昔に店内放送用の12吋見本盤を貰って、その中に入っていた当時売り出しだった曲が気に入っていたのであるが、まぁこれが売れなかったのかレアな部類で、中古市場に滅多出回らない。
7吋シングルであれば、ジュークボックスに入れられるから良いなと思っていたが、随分とそれから時間が経って、偶然にも検索をしたら、そのディスクが競に出ているのを見つけて買った。
ジャケットは一般売りの物と同じであろうが、中身は見本盤だった。
見本盤のプレスは、初期プレスにあたるから、散々プレスした一般売りの物よりか、質として良い部類であろう。
見本盤の方が高く値が付く場合がある。
それで、現物が手元へ来たから、再生してみたのである…
が、やはり7吋シングルは、質が良さそうに思えて、案外良く無い。
歪みっぽいのである。
ディスクは綺麗で、幾度も再生した様な雰囲気もないし、高針圧、低コンプライアンスのP.Uで再生した様な雑音も感じられない。
LPとを比較してみると、LPは音圧が低いカッティングである事に気付いた。
33rpmで、曲目も多いから、割と詰めたカッティングかも知れないが、中央部にカッティングしてある事から、一番録音状態の良い付近である事と考えられる。
それに対して、7吋では、最後の方の溝であるものの、45rpmと少し速いから質は33rpmの時よりか改善があるのは間違えないが、所謂、捨て曲の範囲であろう事から、音は悪化する。
これの改善には、リニアトラッキングが良いそうだが、生憎持ち合わせていない。
対するジュークボックスは、7吋専用であるから、大凡アームはリニアに近い様な具合に見受けられる。
それで少しは独特の歪っぽさが軽減されているのかも分からない。
音圧が高く設定してカッティングしている7吋は、どういう意味があるか分からないが、S/Nを良くする為、もしくはジュークボックス等で再生された時に、音が大きく鳴った方が目立つから。かも知れない。
音の良さ優先よりも、目立つことの方が重要視されている様な気もしなくない。
まぁまぁ、色々な事を言っても、では実際の所、どうなのよ。という事であるから、比較に2つをPCM録音した。
12吋LPは、傷だらけで雨が降っているが、音の質的にはオーバーゲインな歪っぽさが感じられず、良い具合に聞こえる。
安価のゲーム向けのヘッドフォンで試聴しても、その歪みっぽさは分かるから、7吋特有の癖と言ったら、そういう物なのかも知れない。
ps
7吋音源の1:40辺り、音が僅かに途切れが出ているが、これは12’の方でも確認ができるから、マスターテープのヘッド当たりが悪かった音と思う。
それも録音時に既にヨレていたテープな感じがするから、使い回しの編集した事があるテープを再利用していた可能性も無くもなさそう。
何度か聞いていると、音圧が高くクッキリとしたコントラストでカッティングされているというだけで、良く聞こえてきた。
不思議(笑)