A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

DV-3000 続き

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ガリが酷かったのか分からないが、油をくれた様である。

一度は分解していると見受けられるが、ハンダは触った気配がない。

パンフレットの挿絵にある内部部品と同一でもあるから、オリジナルであろう。
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フォノ部のケミカルも温まっていたが、315wvであるが、通電直後に330v出ているからオーバーである。

ただ、常時オーバーしている訳ではないから、これは割りかしメーカー製でもやっているのは多く見受けられる。

割と早い段階で液漏れ、それを越えるとヒューズが飛ぶ様になる。

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交換。

日立とシズキである。

weの様に潰してL成分の小さい物である。

丸々巻くとL成分は増加するからハイエンドらしい音になる。

昔は民生ラジオも電蓄も丸々巻いてあるワックスペーパーが多かった。

ただ、昔は電極ホイルが引き伸ばしの箔だからインピーダンスが低い。

MPの場合は静電電着であるから、蒸着が悪いと端と端でインピーダンスが大きくなる。

 

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VRはクリックが消えていたから修繕。
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グリスが固着し球が乗り上げ脱線したのが原因である。


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組み戻して試験。

信号が片ch歪んでゲインも上がらない。
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問題はスイッチでもあって、コネクタ類でもある。

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手直したがまだ必要な状態。

再度分解して信号の通り道を1つ1つ確認、解消する。

 

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動作試験。RIAA
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Aux信号

最低域が暫し出難いか。
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Rumble ON
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Trebre Cut
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Bass Cut
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Trebre Max
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Bass Max
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Tre+Bass Max
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Cut
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最後に端子を調整してやるのに抜いてやっていたら通電していたから、ドッカン感電してしまう。

 

 

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電源トランスはMARICである。