A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

WE 314A

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KX-83を一回り大きくした様な314A

尖頭2.5A、300V、平均が分からないが、500mAくらい耐えられそう。

Ef5、If5A

83であると、5V2Aで10Wだから、314Aは25Wと倍以上。

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丸い筒のプレートがなんとも珍しい様な印象。

筒はフィラメントの引き出し部のギリギリ迄包み込まれている為、放電は僅かに漏れる程度で、紫外線放出量は、この手の類の類では、かなり低い事と思われる。

ドロップ電圧定格は10V。B級動作のアンプかフィールド電源に使われていた事と推測。

予熱時間の記載はないし、推奨回路も高圧が同時であるから、83同様に予熱時間は不要らしい。

 

5Z3でも3Aであるし、それをゆうに上回るから、代わりに差し替えを安易には行えない。

5Z3設計であると、2Aオーバーだからトランスが幾分熱くなる。

80設計だと、レギュレーションの悪いトランスであれば、電圧降下を起こすかも知れないし、やはり熱くなる。

314Aを使う様な大型のセットともなれば、やはり相当ドッシリしたのがお似合いな動作かなと思う。