シロネアンプ続き
フォノ検査。
RIAAカーブは綺麗なものである。
20c/sで30mV以上入れると歪んだから、限界値30mVとして、標準的な1kc信号に対しての言い回しでは、計算上≈190mVとなる。
プラグが熱を持つのはどうやら酸化被膜らしい。
磨いてやると熱くなる事は無かったから良しとする。
端子も同様と思われし、接触が悪かったから磨いた。
かなり真っ黒。ただ、古いなればどの物でもそうなるから、これは致し方ない事。
手入れが必然ではあるけれども、なかなか何が悪いか判断するのは修理屋でもなければ、検討が付き難いかも知れない。
熟知した専門に任せた方が良いかと思う。
カソードが直接マイナスへ戻っていて、電流が幾分流れているのか分からないから、0.5Ωを挟んだ。
レンジはX2で電圧を読んだ値が電流値である。
それで35mA前後で左右合っていたから、70mA流している。
接触の悪いTAPE-SOURCE切り替え。
これは電力型であるから、接点に銀は使っていないと思う。おそらくバネ式。
燐青銅と思われしバネ板がシーソーになっている。接触の悪さは、バネが弱いのもあるだろうし、酸化被膜もあると思われる。
清掃、接点復活剤を塗って抜いて、組み立てる。
上がり。
組み付け。
試験問題なし。
最終試験をして出荷する。