A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

19インチラックマウント

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片付けが進んでタワーアンプが触れる様に。

昔の構内放送高忠実度拡声器の一式風デザイン。

名曲喫茶ライオンの右側のトイレ側の奥に立っているラックマウントの2kWパワーアンプや、RCA放送局向けラックマウントを見てどうしても作りたくなった類。

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ひさびさに通電してみたのだけども特に問題はない様子。

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6L6のパラプッシュで50w2発だから、大きさの割にそんなに凄くない。

ちょっと無理きかせてAB2でやったら100W行くだろうけど、AB2にする程球数増やせる様にシャーシを加工していないし、鉄板のt2だから結構分厚い。

丈夫に作り過ぎてシャーシだけでもかなり重い。

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お客さんのを作った際に定電圧放電管が必要になって、新品の良いのをココから抜いて使って、中古の怪しいのを代わりにとりあえず挿しておいたから、左右で電流の流れ方がバラバラで、通電直後にパッと振り切りそうになったから危ないかと思ったがカソードが温まり始めて、全体が動作が始まると落ち着いて来たから大丈夫そうだ。
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電源部はトランスに5倍余裕を持たせる設計にしたからかなり大きいのが入っていて整流管を入れる隙間も無いという(^ω^;;)

シリコン整流で、そのシリコンもまた数倍の容量、耐圧の物を用いたから、1素子がコロコロと大きくて太いリードで(笑)

トロイダルのLで高周波成分はカット、それから平滑に入る。

せっかくだから、3DG4でも使えば良かったなぁと今頃。

3DG4はカソードがフィラメント.......フィラメントがカソード....という、帯の端はカソードの引き出し部分なのだけども、それが内部に入ると丸い筒になっているだけで、フィラメントは入っていない、ただのカソードの筒に見えるのであるが、このカソードに電流をダイレクトに流して温めてしまおうという、カソードがフィラメント代わりの凄い事を考えたなぁという球。

Fは3.3V3.9Aだった記憶。

1本で両波であるが、2本使えば6.3Vでも良い具合で、5U4よりも電流は少し大きいか程度。

ただ、カソードが温まるのに結構時間を要して、チューブテスターで調べた時に30秒以上はヒートタイムにかかった様な気がする。

帯が赤くなるのに時間食うが、高耐久だったと思う。

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片付けていると奥から807がゴロゴロ出て来て、HiFiの流通品を買っていたのをすっかり忘れていた(^^;;

自室がまるで他人の倉庫の様で、何か宝探し(?)的な要素がある様で暫し面白い(笑)