A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

CV118 / EBF80

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CV118は前の買い置き。

K8aオクタルには挿さらない。MO8というらしい。

どんな物なのか実験していなかったから、ソケットを加工して作るのも兼ねてやってみる。

ps:既にcv119は実験していた(^^;;

 

EBF80は、Eで6.3、Bがダブルダイオード、Fがペントードの意味になる。

データシートにはAFアンプになっているから高周波は得意じゃないらしい。

多分シールドがあるし、カソード共通の検波だからかも知れない。

ゲインは110出るらしい。

12AX7っぽいペントードだが、Ikは220kで1mA位流れる様だ。

X7よりもプレート損失が大きく、Pd1.5W スクリーン0.3Wである。

少しは無理が効く様に作られているのかな。

6V6をプレートフォロアでフルスイングさせられるなら凄い出来の良い印象はするが、どうかな。

そう言うのもOS51のドライブを欧州版で揃えるならば、どうしようかと考えていた所である。

コンバーションはCV118で、初段は物は試しにEBF80でも面白いかな。

結局またリモートカットオフじゃないかってね(笑)

まぁホラ、皆様使わない球を有り余って持っている業者さんは、捨て値でも欲しがる人へ売り付けたい訳でwww

 

とりあえず実験してみる。

 

そう言えば、EFP60も寝ている。

あれは2次電子反射増幅管で、普通ではない用途な代物であるが、フォノアンプにしようとして部品を集めて止まっている。

高周波では2次電子の影響が何かしら変化があるのであろうが、低周波帯では感じる程の変化は起こさないであろうと考えるが、作ってみない事には分からない。

まぁ卸が、筑波大学の研究所に納めたのが最後で、以後売った記憶が無いとの事だから、普通一般には恐らく使った事はない球であろう可能性は高い。

それもオーディオ用途で。

逆にそういう世間一般が見放しているのか、存在を知らないのか、そういう球を使ったセットを作ってみるのが魅力ではある。

普通一般に出回ってるのを普通に使ったセットじゃ面白くないのは言うまでもなく。作る意味もない様に思う。

 

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手始めにソケットを加工したが、ピンも微妙に違うのか、挿さりきらない。

かなりキツイから、ロストルが逝ってしまいそうだ。

少し浮いていても接触が良ければ別段良いから良しとする。

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CV118はペントードでμ500あった。

2mA流れるから、ゲインが高い割に押せそう。

100c/s以下の特性悪い。

80V ppに対して20V pp落ちた。

RkやCkを変えて改善があるかと思ったが変化無い。

三結でμ50になったが、HiFiフラットが得られた。

Ik2mA。

但し、入力2Vを超えるとA2動作に入るのか、入力が吸われる現象現る。

Rkを上げてやると4V ppが入れられるが、μ25に下がる。

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EBF80はペントードでデータシートに近く組んだが、全く歪みっぽく、ラジオ声の典型になりそう。

6AB6もデータシート通りに組むと歪みが盛大でオーディオには使い物にならないと、古い無線と實驗の記事にあったが、それと同じと思われる。

ナレーション聴取用途であれば問題にするレベルでもない。

別に誰が喋っていようと、ニュースの内容が分かれば良い訳で、ナレーターの声質が重要ではない。

昔の電車の車内放送の声が独特なのは、そもそものマイクもスピーカーもアンプも質が悪いからと言える。

そんなで、音楽鑑賞に使える部分を探すとRkは殆どショートに近い方が具合が良かった。

バイアスは350mVと小さく、入力は1.5V ppしか耐えられない。

μ280あるから、これなら実用的か。

Ikは2mAである。

帯域的にはAFはカバー出来ている。フラットはフラット。

三結にするとμ10。

8V ppに耐えられる。

Ckは挟まっているが、Rkを下げるとゲインが増して、μ15になった。Ik2mA。

 

OS51の初段とコンバーションとで使うかと思ったが、CV118で揃えた方が良さそうだ。