A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

RS288 実験

***おしらせ***

Jan 5670Wの仕入れ値が上がってしまったため、順次値上げさせて頂きます。

 

 

 

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CV9と殆ど同じ状態で組み替えたもの。

Rkは200に変更。

sgが200V最大になっているから200Vで実験。

CV9は低圧でガンガン動くタイプらしいが、RS288は高圧で動かす系の様子。

Ep400になっていたが、sg共通である為低くしている。

Eb200 Ik28mA

6W弱食っているから、Poは3W程度出るのではないかと推測。

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Epが低いからか、電子も飛びが少ない様子。

定格に近くなればなる程、青々し出す。

音の方は、1段でも満足に鳴るが、歪みが多い。

結構明るい音がしていて、かなりハイ迄フラットに来ているのかも知れない。

ただ、もっと押しが良ければ、歪みが改善されそうである。

恐らくA2に掛かっても大丈夫な球なのではないかなと思ったり。

現状で青々していない所からしても、まだ余裕があるのではないかな。定格にはまだそんなに近く無いのではと考える次第。

 

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構造をよく見ると、外側の箱状の電極はサプレッサと共通になっていた。

プレートは、その内側の丸くなった格子で、その内側にも粗い目のサプレッサ、スクリーン、コントロール、カソードの順である。

プレートの大きさは、UZ-42に近い印象で、あまり大きく無い。

てっきり、一番外の格子がプレートと共通になっている物だと思っていたから、CV9と大凡同じ程のプレートサイズだと思い込んでいたが、見当違いをした。

UZ-42ならば、Pdは10W程だから、RS288に似ていそうである。