A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Osram U19

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eBayだと@数万円するから、また買うのも気が引けたが、同業の球屋が持っていると知って、買い行った。売れずに在庫していた様だ。

試験していないから、ダメなら持って来てと、一応保証付き(笑)

昔価格だったから2本買っておいた。
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使っていたTeonexの方はマイカで、安上がりであるが、新たに買ってきたOsramはタイトで随分とコストを掛けて凝った作り込みをしている。丈夫そうだ。


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通電時にブォゥンと盛大にハムが上がってきていたが、それがかなり静かになった。

平滑チョークもビィーンと鳴っていたが、僅か鳴っている程度になった。

-Cバランスとハムバランスを調整してやると、ハムは無音になった。

NFBは其の儘だから、フラットに平面的ではあるが、かなりアタックは強くなっている。

スタジオでドラムを叩いたら、多分もっとピークが鋭いだろうなと思うけど、凄く耳当たりの良い音。抑えられている。生音は結構突き刺さる様な嫌な音が含まれているもの。

アタックの良い印象は電源に使ったフィルムコンの為かな。

増幅に古いコンデンサを使ったから、これがボケた音がする可能性を考えて電源をシャキッとさせたが、そうもボケていなかったのかな。

 

 

テオネクスのU19は初っ端から少しガスが出ていたのかな。

だとすると、不良品を売っていたのかな。

eBayヤバイのはヤバイからなぁ(^^;;

まぁ、eBayに限った事ではないのだけど。

 

結論からすると、グローが出ていると逆流はまだ無い様だが、フィラメントの点火に関係なく放電する様になれば、逆流する可能性。

平滑1段目が電解コンデンサを使っていると、すぐにヒューズが飛ぶ可能性が高い。

オイルかフィルムの場合は、極性は無いから、ハムが大きいという程度で、何となく動作を続けられる可能性があるが、リプルは増えそう。

増幅部分は平滑不良であろうが、高低差で高い所(プレート)から低い所(カソード)へ流れていくだけで、その時にある脈動が音に其の儘なるだけで、逆流は起こさないから、カソード側へ付いている部品が壊れる事はまずない。

-Cの平滑は別整流ならば、Bタップから得ていても逆漏れしても関係ないが、B-に流れる電流でセルフバイアス同様にやっている場合は、逆電流のスパイクがかなりキツくなるから、平滑不良でブツブツとノイズになって現れると推測。

スパイクの逆漏れが電解コンを熱くする事だろう。パンクさせる危険があるが、かなり盛大なノイズも出るから異常な事が分かるだろう。

 

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通電から2秒で、フィラメントが立ち上がると同時に青紫色に光り、数秒でピンク色に変わる。

ピンク色も、管が熱くなり始めると青紫寄りになって来る。

ブーと、ハムというよりバズが出ているが、エクスパンダの効いた様な大小の分離が良い様な雰囲気があるから、完全に不良になる迄使ってみる事にする。

ハムが残っている方が消磁効果があるのは確かの様で、完全に磁化せさるよりか、後引きの良い音になる。