前々からやっている広角180°表示を、標準90°動作させた6E5のプレートから制御信号を得る事で、電流変換ドライブの1段を減らせるか実験してみた。
信号ドライブの5R-DDH1(6BN8)のヒーターがカソードの外にも渡りで出ていて光っているから、ピカピカ系である。
ラックスのOEMの球で、6CG7だったがこんな様なヒーター渡りだったと記憶。
上 90°
下 180°
バイアスを印加した分だけカソード電圧が浮くから、影が暗くなる。
試しに別電源で試してみたが、やはり暗くなるから、新しい内でないと実用的ではないかも知れない。
昨今はマジックアイ自体数が少なくなって、価格高騰があるが、そもそもは機械式のメーターよりか安価な表示器として売られていたらしい。
最も安価な物では、電球やネオンランプで、明るさで感度だったりレベルを示し、ネオンランプは、点灯したらオーバーレベル、もしくは感度良好という具合。
ラジオにマジックアイが付いていれば、付いていない物よりか付加価値で高級になるし、電蓄に付けたら、更に高級品とされていた。
いつしかそれも石に変わって廃れてしまう。