A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

標準90° 広角180° マジックアイ 6E5 動作試験機

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前々からやっている広角180°表示を、標準90°動作させた6E5のプレートから制御信号を得る事で、電流変換ドライブの1段を減らせるか実験してみた。

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信号ドライブの5R-DDH1(6BN8)のヒーターがカソードの外にも渡りで出ていて光っているから、ピカピカ系である。

ラックスのOEMの球で、6CG7だったがこんな様なヒーター渡りだったと記憶。f:id:A2laboratory:20200831150339j:image

上 90°

下 180°

バイアスを印加した分だけカソード電圧が浮くから、影が暗くなる。

試しに別電源で試してみたが、やはり暗くなるから、新しい内でないと実用的ではないかも知れない。
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昨今はマジックアイ自体数が少なくなって、価格高騰があるが、そもそもは機械式のメーターよりか安価な表示器として売られていたらしい。

最も安価な物では、電球やネオンランプで、明るさで感度だったりレベルを示し、ネオンランプは、点灯したらオーバーレベル、もしくは感度良好という具合。

ラジオにマジックアイが付いていれば、付いていない物よりか付加価値で高級になるし、電蓄に付けたら、更に高級品とされていた。

いつしかそれも石に変わって廃れてしまう。