A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2C34 AB2 “Labyrinthe éternel”

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2C34、VT-224のAB2の続編。

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初段、ドライブ、マジックアイ ドライブとで上段を組んだら、試験しておく。

組み立てると、ここへのアクセスは一旦全てをバラさなくてはならなくなる(^^;;

マジックアイの駆動部は、L7で単独に分けた。

Rpは下段のマジック部分で組んでいるから、上段は信号を受けるだけにしてある。

 

ドライブ部は、Hadleyアンプの回路エッセンスを貰っているが、左右の球のACバランスがかなりアンバランスに動作して、ACバランス調整用のVRが出ている意味が良く分かる。

今回は試験しながら固定で決めてしまった。

カソード結合だと、F特が悪い印象があったが、バランスを調整してやり上手い事ミラーになる様にしてやると、そんなに悪くなかった。

綺麗にミラーになる事が分かった。

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上段が完成したから、蓋をして下段を組む。
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下段は出力とマジックアイだけだから、そんな大した事はないが、-Cの平滑部が更に下段に入るから、小さく組まなくてはならない。
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底部の配線を済ませて組み上げる。
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....が、案の定(?)カップリングと干渉して入らないから、向き変更....
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蓋をしないとプレートキャップが届かないから、-CのVRをやめて固定にした。

良くも悪くも電流の流れ具合で判断するしかないが、250Vで大凡50mA流れている。

初段とドライブが10mAソコソコだから、終段の1本辺りは20mA。良い。
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ただ問題が1つあり、マジックアイを動かすだけのゲインが不足していて動かない(^^;;

入力の部分で絞ってしまったからである。

CDレベルの大きい出力であれば動くが、iPhoneでは微か動く程度。

改修しておく。

 

気になる音の方は、6V6と6Z-P1の間の様な雰囲気。

6V6の方が高域のピークがあるのか、巷で言われるキラキラ系の様に聞こえる。

しかしまぁブラインドしたら、何方とも判別は付かないかな(^^;;

2C34自体の出力は大きいが、初段が弱いか、早い段階でクリップしている様だ。

という事は、Hadleyアンプは、AB2にはなるが、AB1のマランツとあまり大差ないかな?そんな印象。