A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

PAT.69898 電氣時計

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屋井電池が入っていそうな時代の乾電池時計、最近また、バタバタと接触不良な感じの動作をしていて、接点を磨くも、直ちに元に戻ってしまう様になってしまう。

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そこでCを追加して、電磁ゼンマイの動作時間に延長をさせたらならば、バタバタとやらなくなるのではないかと思って実験。
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以前に、スパークキラーに入れたノイズ防止のコンデンサにパラって670μFを入れると立ち上がりも緩くなるが、とても静かな動作になって、バタつきは抑えられた。

他にもコイル側にパラってみたが、動作は緩くなるが、バタつき症状は頻繁に現れ、接点からは火花が出るから、カーボンで煤けて良くなかった。

上記の回路だと、接触子が切断している時はCにチャージされ、接続された時にはショートして、再び断った時に充電の為に電流が流れ、これがコイルを通るから、接続で強く電磁石が働きバネを引き上げ、切断で瞬時的に更に引き上げる力が生ずる。

切断時の充電電流の持続時間はCの容量で決まるが、670μF程度では50msあるかないか程度であろう。

それでも曖昧な接続になったとしても、接続、切断で電流が流れるから、結果的には問題なくなる。

 

ただ、ケミコンを使っているから、電圧が3Vとは言え、劣化すると漏れ電流が発生してくるだろうから、電池の消耗を早める作用は働くかもしれない。

 

 

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先日作った117N7シングルアンプ、オクへ出したんですが、欲しい方がいましたら連絡くれれば+4本球付きで譲ります。入札が無ければです。

他にも出しているもので要望があればどうぞ。