A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

Eureka clock

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前々から存在は知っていたが年々値段が上がって状態が良いと100万円台(9800ドル)の物まである。

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1900年初頭の電気時計であるが、その構造は非常に単純で面白い。

大きなテンプの内側にコイルを巻いたコアと瞬時接触する接点があるだけである。

電極の一方は地板に接続しておき、接触した瞬間に地板を通ってコイルに電流が流れる。

地板に電流が流れると磁界が発生し、コイルにも磁力が発生し、これらが瞬間的に反発する事でテンプを往復させる力を得るという仕組みである。

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外見上は磁石があるわけでもなく、非常にミステリー性の強いミテクレである。

 

それで。

振り子版を試作しているところであります(笑)

銅板が良いのか鉄板が良いのか。色々試してみないと。