A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2024/02/07

定休日…だったけれどもお客さんが来られて搬出搬入があって高価な代物等々、他に箱物が減った。

減ったが、また品物を持って来られてもいて、小物だから置き場所には困らなくて良い。

品物が減っても在庫の箱が下から出て来る出て来る(^ω^;;)

全く物が減った気配がない(笑)

そんなこんな、電話貰うと“最近忙しいから”と後にしてもらおうと断っていたのだけど、電話すると全部断られるのが大凡の人にバレたのか、送った後から“宜しく!”と連絡がくるスタイル、メモ書きが入っているスタイルが定着しつつある(笑)

送ればやってくれるってやつ(笑)まぁまぁ確かに(^ω^;;)

ただ、予算だけは初っ端に教えて下さい。

湯水の様に研究費出してくれる方々は聞かずとも最高品質で作業しますが、予算が決まっている場合は予算内で収まる様に努力します。

 

 

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これはまた別の方からの預かり品。

車載電氣時計である。

てっきり半バネ掛けの機構で、数十秒に一回跳ね上げて巻き上げる、ルモントワ形式と思ったが、テンプを直接励磁するATO式だった。

1振動ずつ接触子がテンプに付いた爪を叩いて、ショートした瞬間だけ励磁しテンプに勢いを付ける。

全く、良く考えた合理的な構造である。

無駄が無く素晴らしい出来栄えで、非常に小さく可愛い仕上がりである。

コイルの線経は数百mAは流れても良い程に見受けられるが、テンプを引き込むだけの、僅かの力で十分に動く構造であろう。

そうでもなければ、接触子が持たない。

丈夫そうには見受けられるが、チリには弱そうだ。

バランスが重要な見かけ以上にシビアな代物。

ケースは密閉型か?

洗わないと上手くは動かないであろう。

埃っぽくしてもすぐ動かなくなるであろう。

 


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また別の依頼で、500mAのメーターを70mAfsに作り替えてほしいと。

可動鉄片だから、コイルを巻いていって70mA最大を示す様に作る訳である。

データが無いが、現状で500mAだから、5倍の巻き数で100mAになりそうな気はするから、7.14倍の回数巻けば良さそうに思うが、ボビンは小さいし、線経を7倍巻いて現場と同程度の高さに仕上がる様に計算しないとならない。

線経が細く変われば、線間抵抗も大きくなって来るが、70mAに耐えるだけの細さは維持される事になる。

さぁ、そんなに上手く行くのか、やってみない事には分からない。

実験を含めて楽しい品物が今日は一斉に来た感じである。