A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2023/10/25

 

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組み立てが上がってきたから、通電試験。
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チェックをして繋ぎに問題のない事を確認したが、両電源で、その末端電圧は900V近く、調整箇所を考えてもバランスを崩し過ぎていた場合に、どんな動作をするか想像付かないからスライダで徐々に印加してみる。

ダメなら燃えて白煙を上げるであろうが、900vともなると、弾け壊れるかも知れない。


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30v程度を入力して高圧の出方を見た感じ、問題無いから、B+の水銀整流管無しに陰極側の制御が効くか100vを入れて試験。

問題なかった。

450vを超えて出ていたが、320v程迄下がった。あまりレギュレーションの良いトランスでは無いのかも知れないと薄々。

サイラトロンタイマーは充電時間を稼ぐ為に1000μfを使ったが、potを上げると相当長い時間待機出来る。
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ここ迄分かったから、B+を投入してみる。

B+側は負荷が殆ど無しに近くなるから、560V迄上昇した。

両端電圧で1kVを超えている。

シャーシは中点を交流結合しているだけで、フロート(端子ショートで選べる)であるから、コンデンサの筒とシャーシとで強い静電ショックがあった。

久しぶりの強い痛み。やはり高圧は危険である。

シャーシアースしていたら皮膚が焼けていたかも知れない。

まぁまぁ、半々になるから1kVのショックは免れるが。

 

それで、やはりB+を印加すると動作が変わって、B-側が安定して動作しなくなった。

B-電圧は320v程迄下がって、定電圧放電管がチラついて、ついには動作不全に陥る。

そうすると基準電圧が定まらず、出力電圧が急上昇して、メーターが振り切る。

500v位出ているかも知れない。即座に電源を切るから、測定していない。

 

定電圧放電管を安定的に動作させる様にしないとならない。