A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

WE D-79512 真空ポンプ水素ゲージ(?)

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オファーが来たから買った不思議な球。

トップは封がしてあって、データシートによると水素が入っている様子。

直熱3極管。

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国産の真空ゲージも持っているが、これは口が空いていて、コルクが詰めてある。

直熱2極管。

真空ポンプに接続して真空度を電流で見る物と思う。実際に使ったことはない。
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こちらはソケットはなく、線が直に出してある。

この末端をポンプ内で切り落として使うのか、ポンプ内に全て入れて、内部の水素の変化を測るのかよく分からない。
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WEなのに、WEらしくないフィラメント。

WEの古い物はカールフィラメントである。割と新しい物なのかな。

電極的には205Dと似た感じであるけれども。

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2V弱で1A流れる。完全なる真空ではない様な雰囲気がする。
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B電圧は90Vを印加したが、結構流れる。

水素なのか、低真空なのか、ピンク色の様な雰囲気。真空度が失われつつある球の光り方に似ている。

グリッドで制御は無理な様な気がする。

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フィラメント無点火では、1kVを印加しても放電する事はなかった。

整流管に使えるかな…?(^ω^;;)

まぁまぁ博物館にあるのが妥当な様な気もするから、実用としては考えない方が良さそうだ。