A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2E24 PP

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2E24pp

上にCは乗っからない程のすし詰めなレイアウトになったが、大丈夫かなぁ(^^;;

P.Tはショートリング有りで巻いてもらっているから、接近していてもリーケージフラックスの影響は強く受けない筈だから、ハム的には静かに出来ると期待。

初段は3BA6でミラーに12BD6を使って定電流回路を組む。

ドライブは3BE6でカソードフォロアとして2E24をドライブ。

定電流回路には定電圧放電管を使って電圧を落としてバイアス調整用のVRに入る。このVRがミラー電流制御電圧である。

一般的にはCRDを使えば用は済むが、全段球式にしたいから球を有効に使用する。

こちらではCCC“カソード カレント コントロール”の名称としている。

一般的な使い方ではない為、まだ試験的であるが、約1年は問題なく動き続けている。

2E24のSGにも、定電圧放電管を使用し電圧を落とす。

どちらもアルテック式の使い方で、電流によって電圧が変動せず一定の電圧を保ち続ける。

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整流管は17CT3を3本。

-Cを作る用の整流は、数mAもあれば十分で、250mAも取れる大きい球は必要ないのだが、丁度3本あったし、トランスタップの事もあって、全て同じにした。

回路構成は、古いオシロスコープの両波整流のタップで、ブラウン管用の倍電圧を得るやり方を変形させて、全波整流の0V基準のシャーシアース面を半波整流をすると0V基準が今度はプラスとみなせる。

マイナスから見ると、シャーシ側が高圧B+になる事になるが、シャーシ面を基準とするから、プラスの高圧でも、シャーシ側から見るからマイナス電圧になる。

これを利用すると-Cの別タップは必要無くなり、コストカットになる。

昔のオシロスコープもそうやってコストカットしていた(笑)

 

4CX-300Aやプレートがヒートシンクや水冷、オイル冷却の兼用の大きい球は、絶縁と安全性を考えB+側を接地として使う。

+2kVとか10kVという電圧がシャーシアースされる訳だが、+-が一周する様に触らなければ感電はせず、アノードに万が一触れても危険はない。

一般的にはカソード側をアースするからプレートは高圧になるから、シャーシとを触ると高圧が一周するから感電する。

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早速加工。

このシャーシも置き古し(笑)
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ビニールが掛かっていたから綺麗ではあったが、ビニールを長期に掛けていた為に、模様が入っていたから、色を入れる事に。
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傷はないから、ピアノブラックでも大丈夫そう。

 

 

 

 

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昨日の6ZP1は、やはり今日点燈せず、もう一度高圧を印加して溶着を試したが、2度目で殆ど無限大に。

仕方ないから、ラジオをもう1台バラすか考えたけど、先生に連絡したら持っているとの事だったから、お願いしておいた。

6ZP1のセットなのに、42、41、6ZP1、6ZP1という不揃い感www

でも音としては出ている(笑)