A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

36LW6

水平出力の36LW6を譲ってもらった。

白箱とRCAの箱とがあったが、RCAの方が物が良かったらしいが、バラバラとあげちゃった(笑)

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寿命が幾らか分からないが、ノコギリ波の水平出力として使う訳ではないから、AFであれば軽い動作になって、想定寿命よりかは遥かに長く使える事であろう。

ケミカルの方が余程早く寿命が来るかも分からない。

毎度のWE式の伝達効率重視の回路で、単段式を組んでみて動作させてみた。

μはそんなに大きくないらしく、非常に鈍感。

まぁまぁ、Eg-20だから、フルスイングさせるには、其れ相応の信号を入れてやらなけばならないのは言わずと知れたもので…。

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36Vフィラメントだから、これが3つで108Vになるから、電燈線を直に使って半波整流で完全に短距離で完結させればシャーシアースのシールド効果は無視できるから、まな板でも問題はない。

電燈線直で出力が小さいと感じたら、倍電圧にして動作をさせたら良い。

シャーシに組んで、ハムが出る場合は、シャーシとカソードを小さい値で交流結合させたら良い。

 

毎度言っているが、基準はシャーシではない。

カソードである。

これをそもそも理解のなく設計している様では問題がある…が、そういった基本を書いた教科書も何故かないから、古い回路図から知識を得る必要がある。

おそらく、技術的な事で一般に言う事でもない企業秘密(?)的なものな可能性も高い。

とにかく、こうした方がより良いという内訳の技術書が出回らないで廃棄(?)されているのか伝達が無いから、残された機材なり回路図から再度研究する必要がある。

ケチった方が案外高く付くものだ。

 

でもって陰極にも信号は流れるのである。

陽極だけ割と高価な部品を並べ立てるアマは多いが、陰極がお粗末過ぎるのである。

輪になって初めて電氣は流れるのである。

またこれも陰極側の説明がない教科書しかないから、そうやって擦り込まれても仕方ないが、研究すべし。研究なしに良い物は作れない。これは決定的。

 

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2本で58mAだからかなり軽い動作であろう。
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そんなでガラス面迄は青々せず。プレート内は青々電子が出ているが。
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16μと7H、8μのフィルタでハムは感じない。

コイルを鉄棒にクルクル巻いてやるだけでチョークになるから、抵抗で電圧をドロップさせてリプルを取るよりも効果が高い。

ただ、銅が高価だから、何とも言い難いが、出来合のchを買うより安いであろう。