A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ダイヤモンドに苦戦

毎日研いでも、砥石が減るだけで全くと言って良い程変化が微々たるもので、見た目では殆ど分からない。

音もすこぶる良くなった。という感じもしないが悪くもならない。

予算的にもかなり限界迄資材を投資してしまった。

昔のナガオカの記述によれば、ダイヤモンドの刃で1日削っても、1個も仕上がらない事があったそうで、それを考えると、ダイヤモンドの針がそう簡単に摩耗する訳がない。とも言えそうな気がする。

ダイヤモンド対ダイヤモンドで1日やっても形にならない物が、シェラックやバイナルで500時間程度でダメになるものだろうか。疑問である。

ただこのRCAの針は普通一般の3milと比べると若干2mil程になっている可能性はあって、溝底の方に触っている可能性は十分考えられるが、音的には歪んでもいないし、高域も問題には思えない。

 

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組み立てて、ハンダをやり直し、配線も切れ部分は元へ。

仕上げに信号の出力を確認。

ラテラル、水平信号ではプッシュプル pp出力である。
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バーチカル、垂直ディスクではアンバランスに働く事を確認。

 

明日また仕上げ磨きを始めてみる。