久しぶりの出社。
街はボチボチ風景が変わっていたが、会社、工場は相変わらずだった。辞めてから6年は経つかな。
新しい人が入れ替わりにはなっている。
私が作った治具やら色々と其の儘残っていて、次の人が便利に活用しているのを見ると、悪いのもを作って残した様で無くて良かったなと思って。
昔は会社の何処でもプカプカ煙を上げていて、旋盤であろうがベンチであろうがプレスであろうが、作業しながらプカプカやっていたが、今は分煙を徹底していて。
機械も変わっていないし、昭和漂う木造の工場に似合わない様なハイカラな電子機器が追加されていたり、時代なのだと思う。
仕事内容は、昔と同じ物を作る。
当時私が担当していたもの、それより新しいもの、色々あるが、新しい物も手を入れて欲しいという事だった。
全国区の鉄道、各社私鉄、地下鉄、これらの主要部品であるが、乗客は見る事も触ることもない。運転手と車掌が操作する部分の品物である。
良く良く考えて、辞めた会社から戻って来てくれよと言われる、などというのは、そう滅多にあるものじゃ無い様に思う。
とりあえず今日だけでは終わる事もないから、また再度。