A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

2022/12/07

今日は定休日。

新しい事をやってみたいなと渋谷のハンズに、お目当てがあるか見に行った。

グルーっと回ってみて、前回来た時は何時だったか。随分と品物が減った様な気がした。

昔は何かこう、おぉーって感動させる様な面白い物やらが多かった気がするが、色々な物を自身が見てしまっているからか、はたまた品数が少なくなったのか、目立って珍しい物があった様には感じなかった。

お客と店員の話を横で聴いていれば、“これって何処でも売っていますか。”と直球な質問をしていた。

確かに見た感じ、ホームセンターの寄せ集めの様な具合で、ハンズならでは感が薄いかなと思った。

値段を比べて他で安ければ、他で買おうかなと思ってしまいそうである。

見本市ではないから、それをやってほしくは店側としては思うであろうが、残念ながらそうなっているのではないかと若干思う。

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まぁまぁ、そんなこんな、お目当てはアクリルケースだったのだけど、都合良いのがプラだったから、プラにした。

強度はアクリルと似ている様だ。加工は気を付けないと…。

 

 

各フロア、階段で回って疲れたから休憩にライオンへ行く。

坂を上がって怪しいホテルの合間を過ぎて辿り着く。

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あれ。いつの間にか禁煙になっているではないか。

もうプカプカやる気で居たから、咥えた葉巻をまさかまた箱へ戻すなんてね。まぁ致し方ない。

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お客は2階は2人、1Fは裏から入ったから何人居たのか分からなかったが、帰り際に見たら3人程。

ダ1の席は以前は禁煙席で、ダ2は喫煙出来たが、全館禁煙、おまけにマッチも無し。

ダ1の席に着いて2時間程あっという間に。

何をする訳でもなく、流れてくる音楽を聞いて時間を過ごす。

居心地が良い。

アルバイト募集は二十歳まで。

私は二十歳までにアルバイトの順番が回ってくる事なく時が過ぎた。

二十歳を過ぎてから募集があったが、時既に遅しですね。と断られ。そりゃそうだね。

仕方ない。こうなれば自分で店を開くしかないが、ライオンの重厚な歴史と砂埃が語る程の時間経過、贅沢な装飾…真似できない。

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毎度見るたび変化がある落書き。

少し近年のが落ちたのか、古い層が顔を出している様な…?

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以前は後ろ向きに置いてあったか、東通工のステレオテープコーダが顔を出していた。

テープレコーダーは赤井電機の商標。テープコーダーは東通工の商標。

下段の緑のユニットは再生ラインアンプかな。

上段にもVUメーターが付いているし、下段も付いている。

録音は恐らく東通工の内蔵回路を使っているかと思う。マジックアイが2つあるし。

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前回は19年に行ったきりだった。

冊子はコンピュータ処理の新しい挿絵に変わっていて。何とも味気なくなった。

 

肝心の音は相変わらずであるが、バッフル板に面白い角度で取り付けたユニットの音は案外ナローである。

低域の図太い方は得意でない様な乾いた音がするが、空気を揺する程のパワーはある。

箱鳴きしないでサッパリしているから、ドンと出ていない様な印象と思う。

ハイのシャリっとした音も柔らかく、聞き易い音ではある。

リアリティがあるかというと、難しいが、生演奏の方が躍動感と鋭いピークは綺麗であろう。

お客さんのリクエストで、無伴奏チェロソナタを聞いたが、もう少し低い方が豊かでも良さそうだ。

とは言っても、古いLPであるし、それを考えると、録音自体も審議の対象になるから、深く追求せず、大らかな時間を楽しむのが良いだろう。

当時の3Dステレオ、当時のHiFi。

 

§ 

 

いやぁ渋谷も変わったなぁ。

浦島太郎状態(^^;;