オーダーをもらっていたUX-50ppアンプの球一式を預かった。
整流はUX-81で、これはUX-50からグリッドを外した球であり、UX-50よりも後に作られた代物と思う。
整流も終段も、全てUX-50で揃えても良い。
見た目はグリッドの有無だけである。
初段、ドライブはUY-27。
これのμは8程度だから、2段でも簡易計算で16倍。
UX-50をフルスイングさせるのには、2段でも酷であるから、2段を変圧器結合とさせ、1:3でよりゲインを稼ぐ、古典様式で設計する事に。
これで簡易計算48倍のゲインになる。実際には損失があるから40倍あるかどうか。
更に、UY-27が程々に楽できる1:3でないと特性が悪化して、独特の音が出る様になるから、高域が衰退する手前で、多く巻いた物が良いという事になる。
ケチって多くを巻かなければ、豊かな音は出てこない。
実験とで現代にも通用するHiFiアンプを作る事にする。
ps:シルバニアのデータシートを見たら、トランスカップリングで使用する事。と記載があった。抵抗結合ではRgが小さいから困難であるという意味であろう。
バイアスは、電圧ドロップで得る方式、プレートリターンリードに抵抗を付けて得たら良いと書いてある。
セルフバイアスの昔の言い方かな。