A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

OS51 もう壊す(笑)

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昨日は適当に慣らしも含めて運転させて問題ない事を確認していた。
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しかしながら、今朝電源を入れたら、ブツブツノイズが出るから、接触不良かなと球をグリグリやっていたら、OS51のソケット辺りが激しく閃光。

バッと嫌な音がしたが、動作は続いている。

青白く、カソードとサプレッサ辺りが光ったのは見ていたから、1Ωがぶっ飛んだかも知れないと見てみたら案の定。

ヒューズが切れない所からして、内側の問題かな。

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シャーシを開けると抵抗の焼ける様な、花火の様な、なんとも言えないニオイがしているだけで白煙が上がった形跡はない。

確認するとやはり無限大。

それと同時にリードの切屑も落ちていて、仕上げに振ってはいるけれども、電線かに挟まった分が落ちずにショートしたかな?

それともOS51がレアショート気味?

試しに叩いて電極の音は聞いてみたが、結構ガチャガチャやってる。

多分カソードのシールド板がガチャガチャしてると思う。固定が不安定(笑)
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初っ端も1Ωが切れていた?切れた?事があるから、もしかすると球不良を疑った方が良いのかな。

場所を入れ替えて次に同じ球で症状が出たら、レアショートな可能性が高そうだ。

ただ捨てるのは簡単だが、どうなって焼けているのか確認に解体した。

上は比較に新品を同じ壊し方をしたもの。
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1Ωだから、抵抗体は殆ど寸胴で、一部が削ってあり、1Ωに調整しているのであろう。

綺麗に一周焼け切れている。
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新品を良く見ると、削って剥いである部分の端も傷が出来ていて、そこが弱いらしい。

焼け切れるには良い部分になっている様だ。

 

他に原因を考えて、ソケットは一応新品だから問題ないだろう。

OS51のピンは少し錆が出ている。

カソードかサプレッサが浮く様な事があって、そのショックで1Ωが瞬間的に飛ぶ可能性?

磨いた方が良いかもしれない。

何がどう起きるか分からないのも球らしい(笑)

昔は良く故障するのが当たり前だったから、こんな程度は電器屋にすれば容易い事だったかな?(^ω^;;)


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そういえば、先日CCに来た客が、球(?)電極(?)が曲がってるだとか言っていて厳密に選んでいたのだけれど、私的にはショートしていなければ曲がっていようが気にならないが、シビアに気にする客は結構多いのかな。

それで言うと、このソビエトの5U4は、袴がそもそも高さが違うっていう事に今気付いた(笑)

I70とII74で、70年は長い袴だったけれど、74年にはコストカットに短くしたのが採用されていたらしい。

同じ品物だけど、僅かにミテクレが違うっていう(笑)

こういうのも神経質な人は許せないのだろうなw

大らかにやろうぜwww

 

ps:

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グリグリやるとやはり、バリバリ鳴るから、接触不良かなとピンを見たら緑青が出ていた。

錆びている。
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ジャキジャキ金ブラシで磨いて静かにはなった。

Eb700超えは流石に威力が凄い(^ω^;;)