A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ⅡFA6 Visseaux

f:id:A2laboratory:20220720160753j:image

gmがどれ位あるのか見てみたくて買ってみたのが今日にフランスから届いた。

データシート見つからない不思議な球。

6V6よりかガラス丈は長い様子。

買うなら量買っても良い思ったが在2個しかなかった。ppでは実験出来る。

f:id:A2laboratory:20220720162519j:image

電極は5極でサプレッサは格子だから、6V6系ではないらしい。

UZ-42か、6F6、6G6、EL32/VT52系だろう。

(頭の無いVT-52とは違う欧州VT52がある)

f:id:A2laboratory:20220720165445j:image

サービスパブリックの下に1本はT、もう1本はX、39は同一だから、1939年製造かな?

f:id:A2laboratory:20220720160010j:image

6F6のgmが2000基準。

対してⅡFA6は6.3Vで2200出ている。立ち上がり速度からしても、6.3Vっぽい。

試しに12V迄フィラメント電圧を上げてみたが、gmの上がり方が大きく上がらず、ジワジワ来たから、この上がり方は定格以上、オーバーしている時のカソードを壊す前の様な雰囲気。

Ef6.3で良い様である。

f:id:A2laboratory:20220720163706j:image
f:id:A2laboratory:20220720163703j:image

試しに6V6ppに挿してみる。

定格オーバーなのは雰囲気からしてニオウから、短期間で。特にソケット引き出しだから無理は禁物。

音が出る迄のウォームアップで、内1本がステムに近い方が青白く派手に閃光し、チンと音がしたから、定格オーバーらしいが、赤熱はしないから其の儘音を確認したが、6V6よりかゲインが低いから、6F6相当なのであろう。

我國でいう所の、“ソラ”に似た様な球かな。

独自に開発の真似球かも知れないし、何かのセットの独自球かも知れない。

詳細は分からないけど、よく分からない球は魅力的(笑)