A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ATO 2台目

1台目は良く動いている。

時差が激しいのは調整中。

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2台目に選んだのは、中でも一番具合良く最後迄動いていたのではないかと思われる機体。

ケースはあまり綺麗ではないが、機械は具合良さそうだった。

バラし回数も多くない模様。

接点の接触を見たが、ショートで0.6Ωとまずまず。

試しに通電してみたが3V無いと動かなかった。

運針の機械自体には、トルクが掛かる場所は無く、ただ爪がチョコチョコと歯車を押して運針するだけの事だから、無給油で問題ないが、これの動きが重く負荷になっているらしい。洗う。

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接触子は金無垢の棒であるが、これもカマボコになっている。
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しかしながら、良くよく観察すると、カマボコにはなっているが、全面が接触しているわけではなかった。

という事は、元から面接触をさせる為に半円にしたと考えられる。

接触するのはこの半円の始まりの位置辺り。

摩耗して痩せるとすれば、この面取りの始まっている部分である。

1台目が折れたのは、この部分が脆くなっていた事と考えられる。

2台目は見た感じは痩せてはいない。

磨かなくとも綺麗であるし、ハケで洗うだけにした。
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洗って組み立て。今度はかなり良く回る様になった。

これで良い。

給油はホコリを寄せる原因になるから、くれない。
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試運転。

電池残が800mVの要充電に回ったものだが、良く動く。

5時間動いて止まって、電池残は500mVを切っていたから交換した。

 

然し乍ら、突然に止まる事があり、オシロで波形を確認している時には止まる事はないが、プローブを外して暫くすると止まる。

プローブを掛けた儘で様子見していると問題ないのはどういう事なのか…?

しばし様子見する。