バレンシアからSP盤を幾つか送ってもらった。
ブエノスアイレス経由だったみたいで、箱の上にまた箱でDHLのオリジナルらしい箱に入って来た。
舶来あるある(笑)
盤面にテープ付いちゃう。
ジュークボックスの搬送は、ラックからディスクが飛び出ない様に、ガムテープで盤面とケースをベッタリ巻いちゃうっていう(笑)
あんまり深く考えていない大らかさ。
状態が良ければ良いけれど、シェラックの表面が剥れて厚紙が出るなんて事があるから、案外剥がす時が怖い。特にニュウの入っている盤は。
スペイン語 FIEBREになっているけれど、英語のFEVERと同じ。
プレスリーの中でも、一番お気に入り(笑)
結構異色な、落ち着いた珍しい曲。
他の人のバージョンのフィーバーもあるけど、ウッドベースの走りもアレンジも違ってあまり好みじゃなかった。色々買って試してはみていた。
プレスリーのは数万円もして高価でプレミアになっている。
ジャンルがCamtado。歌ものらしいが聞いて驚いた。
ワンコの吠えた音をサンプリングして、ボコーダーに掛けて音階にしたらしい。
切り貼りしたみたいな、繋がりの悪い感じで、2音同時に重なる部分は無い様な雰囲気からして、ピッチを変えてテープで繋ぎ合わせたのかなと思う様な面白い音。
少し昔のボカロを思い出す(笑)UTAUが今でもそんな感じかな?
結局の所、今も昔もなんら変わっていないという事かな(笑)
そもそもボコーダー自体、そんなに古くからある物なのかググったら、1920年代には出来上がっていたらしい。質はともかく。
派手に反っていたけど聞けた。
歌詞入りタンゴ。
ちょっと古風な印象。
こちらもタンゴだった。
Sadaik=威風というジャンルらしい。聞いたことないぞ(^^;;
録音もスコブルWide-Rangeで現代的な音。
少しピアソラを思わす様な雰囲気。歌付き。
アルゼンチンからピアソラのディスクを買った事があるけど、かなりナローだった。
先日オートの途中で、インサイドアームが止まる事があったのだけど、熱くてベルトが伸びたかな?今日は問題ない。
機械が複雑だから、ケースに収めてやらないとホコリが大敵なのは良くわかる…(^ω^;;)
わざわざ原盤が欲しかった理由はジュークボックスに入れたかったから(笑)
カッティング溝が深いから、SPの方がバイナルよりか断然に底深い音がするけど、トレースノイズは大きい。
どちらを取るかはその人次第。
1945年型の1015は両面はまだ対応していない。それ以前は12、16Selectだったから、24Selectが凄いという時代だったが、この後、数年後のモデルが48Selectだったと思った。24枚は変わり無いが、両面で48曲を意味する。
昔は曲目数の多さを各社競っていた雰囲気がある。
78/45rpmMixedの107セレクション、1500Aがかなりデカイけれど、機械的にも結構凄いと思う。SP盤の最後でもあると思う。
両面になってから、トレイに乗せるスタイルがなくなったが、片面の時代はトレイに乗っているスタイルが多い様子。
ディスクを金属との擦れから隔てて長持ちさせる意味合いかな。それとも機械的補償かな。
曲目カードも交換…
15インチ1発。
うーん。やはりパンと張ったコーン紙ならではの質感の音かな。それともフィールドだからかな。
かなり乾いたスッキリな低域。高い目は出難いが、SP盤だと10kc出ていれば良い方だと思われ。7kcくらいが精々ではないかな。
低い方は鳴っているけれど、ブーミーなブホブホしたのに慣れると、出ていない感。
現実のウッドベースらしいと言うと、それらしい。
6L6のPPでチョーク反転だから20Wそこそこ出るかな。
近くでコーン紙を見ているとかなりのダンピングとキックの効いた風圧が耳を襲う。
締まりの良いスピーカーの入った箱に顔を突っ込むのはかなり危なそう。
ブホブホしたのだと緩いから風圧はあるが、耳がパチっとなる程強烈な感じはない。
そういえば、買ってから10年目なのだな。
ディスクを入れ替えたりフィールドを巻き直したり、球を変えたり、ボチボチやっているけれど、ほぼほぼ置いてある物は何も変わっていないに等しい(笑)
ディスク刷毛は少し磨耗が進んだかな。そうでもないかな…どんなだったか忘れた。
オリジナルには付いていない。私が付けられる様にして付けた(笑)
今はもう蓄音器で聞く事はないし、竹針を使う事もないから、刷毛は一旦滑らせたら以後は必要なさそう。
高耐久のチップではあるけれど、どのくらいヤレているか分からないけれど、チップが今になっても手に入るのかなぁ(; ^ω^)