名建築で昼食を。大阪編の3話に、大阪農林会館がピックアップされていたのだけど、旧横浜気象台のケースと同じタイプでアラビア文字の阿部式 電気時計があった。
私宅と同じフォント。
小時計はエレベーターホールに各階あるそうで、連動させて動かしているそうだ。
見た感じは先日入手してきた物に似ている。
↑中央のこれ。
ただ、親時計は、1秒毎に分針が運針していたから、これは非常にナンセンスな修理。
修理も出来る人が少なくなったそうだが、もう触らせない方が良さそう。設計を理解していない人が触っていそう。
元の設計では1分間毎に1運針で、小時計に送る信号電流は1秒以内。
これを毎秒1運針ずつとすると、小時計には50秒以上の信号電流が流れ続ける事になる。
回転信号切り替え歯車には、60秒付近を切断待機の空き区間があり、そこから次は反転信号の区間に入るから、60秒電流が流れる事はないのであるが、非常に電気の無駄遣いをする状態で動かしている。
当時は電池駆動であったが、これでは数日持つかどうか。今は電源で供給しているから、その感覚は分からないであろうが。
更に、1秒毎に錘の力がダイレクトにガンギへ伝わっているなと分かる、元気の良い振り子の振りをしていて、これも芳しくなくて、錘は内部のゼンマイを巻く為に重い訳で、それを直接ガンギに与えると、力任せに良く動く様にはなるが、1振動のショックはかなり大きいもので、好ましくない。
僅かの力で動く様に、振り子はかなり重い。
それを力任せに動かす修理をするなんていうのはナンセンス。修理とは言えなさそう。
幾ら大切にしていても、修理屋がどうしようもなきゃ壊されちゃうのだろうなぁ。勿体ない。
旧横浜気象台。
うちの。(笑)