A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

フルバランス。

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反転回路はトランスに任せて、トランスを初段代わりにフルバランス構成にして実験。

ACアンバランスは球の個々に依存するだけで、上下の波形バランスは初段を球で設けるよりか精度が高い。

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27がどれ位のPdなのかよく分からないが、そこそこ電流を流してみても赤熱はしなかった。

2-3Wはいける様だ。電子光は出るが。
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ブルーバルブが数本あるし、この27の構成で8Ω3Wが得られているから、843にしては、そこそこ頑張っている方だと思う。

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後期のダルマ27はただ折り返しのフィラメントがカソードに対して緩々で入っているだけだった。
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より古い127、アークトゥルースは竿で引き上げているが、折り返しで、同じく緩々だった。

2.5Vだから、1ターンなのだろう。

少し後期の27に比べて、127は線径が太い様に感じる。ドンヨリ光っているが、27の方が少し明るい。

 

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屋上へ出たら、42℃あった(^ω^;;)

室温は32℃だが、多分球の熱と電源も球制御だから、それでより熱くなっているのだろう。

机の上の物がより熱いから、席を立つと涼しく感じるが(笑)

そんなでクーラーを使う割合が多いか、電燈線電圧が94V迄下がっている。

スライダックで110V程迄上げないと100Vにはならない。

発電機の負荷が大きいく、タービン速度が落ちているのか、トランス容量が一杯一杯になって来て下がっているのか。

オイルがかなりの熱になっていそうだ。

 

 

ps:実験をひとまず終わりとして、解体してレポートをとっていたら、27にバイアスを掛けるのを忘れていた事に気付く(ーー;)

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グリッド対グリッドに繋がっているだけで、AC的にはカソードへループするから音は出ていたが、基準バイアスは0Vというか、無限大。

もしかするとカップリングCに僅かに充電されたバイアス分で動いていたかも分からない。

もしかすると3W出ていたが、適正バイアスにすれば、もう少し期待出来るかも…?(^ω^;;)

27も大分無理した使い方でも壊れない様子(^^;;

良いのか悪いのか。