A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ラインアンプ

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古典様式の板アンプ、終段は作って納めたが、次にコントロールを作る様になった。

一見して部品点数も少なく、簡単に思われる方も多くて、馬鹿にして回路をよこせ、俺でも作れると豪語していたが、数週間したら、アレコレで…と、部品が悪いのか球が悪いのかと質問をして来た。

どうやら上手く行ってなさそうだ。だから単純な物程難解で難しいよと言ったのになぁ(笑)

手解きは説明したけど多分理解していなさそう。知ったこっちゃないけど(笑)

コピーして上手く無いから本物が高値なんだろうなとは思うが、かなりのバランスで動いているから、1つの素子のバランスが崩れると何かしら影響が出る。意外やシビア。テレビジョンもシビアだが、あれに似ている。

逆に幅利かせて作れる普通接続の構成は、鈍感なのかルーズなのか、少しのズレも気にしない、気が付かない様な、案外不適当でも、まぁまぁ鳴るという事になる。

 

そんな事があったりで、終段は上手い塩梅に完成に持って行ったが、コントロールもやはり構成は同じ様に入出力トランス必要であろう。

勉強にWEの技術書を見たが、ラインアンプはあるが、低音やら高音やらのコントロールというのは当時は無かったのかな。

回路は見当たらなかった。固定フィルタはあるが。

どうしようか。RCAの衰退だけのトーンコントロールを入れても山になるだけ。

できればブーストも掛けられた方が家庭で使う分には都合良いか。

さてどうするか。