テレフンケンのアンティークな球を入手した。
Dat:25.5.25 と記載があるから、1925年の5月25日なのだと思う。
箱に“検”とハンコが薄く残っているから、これを使ったセットの予備品かで置いてあった類なのだと思われる。
どちらにせよ、かなり古い。
使えるのか、よりも、希少価値でしかない様な代物である。
結構良い値段だったが、使えても使えなくてもデザインが良いから買ってしまった次第である。
試験してみる。
fは1.1vの記載があるから点火したが、どんよりタイプらしい。煌々とはしなかった。
Bは90vを印加してEg-4.5v Ik2mAだった。
管内が青々電子が飛んでいるから定格程か。
真空度は良好。デットストックかな。状態が良い。
μが幾つあるのか確認はまだしていないが、動作する事は分かった。
この類になるとマイクロホニックも相当大きいと思うが、μは定めし5程ではないかと思うから、そんなに気になる程のマイクロホニック率でもないとは思う。
まぁまぁ、どちらにせよ生きているシーラカンスの様なものである。
別件でGB5751を入手した。
珍しいトリプルマイカで金脚である。
商社プリントが上から乗せてあるが、シルバニアの軍用だ。
これは後で売りに出す予定である。