A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

EAF42

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EAF42を実験してみる。

AFの使い方もデータシートにあるから悪い球ではないと思われる。

箱の中から、北川自動車とある車屋のメモ書きが出てきた。中古球かな。

車屋がこれを要り用になるという事は、外車の修理を行った時に載ってた、カーラジオに挿さっていたのだと思われ。

多分IF段と検波を同時にやる為の複合管でないかな。dなるダイオードが一番上にくっ付いている。

国産のスーパーだったら、古くは6D6と6Z-DH3の組み合わせ、MTならば、6BD6と6AV6がくっ付いた様な。車載とポータブルなら1AH5がそっくり其の儘か。

欧州のラジオは確かにリムロックを使っている場合が多いけれど、時代的には一時期な様な気もする。

米国のはGTの次は多分MT。基板でサブミニチュアという選択肢もあるのかも知れないが、ポータブルは縁がないから多くを知らない。

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案外フィラメントは燈っているのか良く分からない。網はプレートではなくシールド。

欧州あるある、パーっと光るタイプではない。
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入力はペントード動作で1Vが良い所の様子。

μは100は無いが、大きくすると下側がクリップしてしまう。1Vでは大き過ぎるらしい。

μ20程でもやはり入力は大きく出来ず。

ちなみにリモートカットオフ。バイアスのVRでゲインがグラグラ変えられる(笑)

三結の場合はμは14程。

5Vppの入力に耐えるが、μを大きくとろうとすると、歪みの和は同じらしくクリップする。

ならば、ペントードで初段で使うのが良さそう。

Ebbは高い方が良い。カットオフで550Vを下回っていれば良さそう。

 

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PT15のsgは300Vだったが、英国の球だから、クオードを少し模して、sgにフィードバックさせてみたいなと少し巻いたタップに設計したけれど、Bが440Vを超えるだろうから、-Cは深くしないとIpが多くなりそう。

g3、サプレッサは、低圧時の特性改善に、+40Vのバイアスを印加する設計。

普通じゃない設計だから、どんな音がするかな。

普通かな(笑)

まぁまぁ球も大きいから、かなり低い方の重心の安定感と空気感、奥行きデプスを感じると思う。

電極間が広いと不思議な立体感が出るっぽい。

要は大きい球の特権(^ω^;;)

まぁまぁ、細かい事言わなきゃ、普通ね(笑)