2022年1月号のMJに5686のppアンプの記事が載ったが、ppで1.8W(°_°)
A1シングルで2.7Wとデータシートに記載があるのに、2本でそれを下回るとはナンゾや。
会社に行ってそんな話をしながら、社長が中身見てみよう、という事で早速破り壊して電極をバラすっていう(笑)
プレートはそんなに厚くなくて、割と薄いが、パワーの出る球である。
カーボンが吹いてあるか、プレートへ触ると黒くなった。
カソードは丸いが、cgもsgもペッタンコで、プレートは平な継ぎ目がある面が格子に面している。丸みを帯びた部分はsgに隠れる面になる。
コンパクトに収まったビーム管だ。
出力が2.7Wだから、6Z-P1よりか大きく、6W6に近い雰囲気か。
そんなに出力が得られ難い球なのかシングルで実験してみるとデータシート通り、3W弱は得られそうである。
Eb250V、12.5Vバイアスで40mA程流れたから、結構エミッションは高そうだ。
ps:暫く低い電圧で使った後に再度確かめると30mA程に落ち着いた。
管がかなり熱くなったが赤熱は起こさなかった。
こんなで壊れる様な雰囲気はないから、タフなタイプかも知れない。
かなりの爆音が出るから、ppにしたら、4W以上出るのではないかな。
恐らく記事の回路は初段とドライブをダイレクトカップリングにしているから、ドライブ不完全で出力段をフルに動作させられないのではないかと推測。研究不足の様な気がする。
そんなで、それを上回る良質なドライブとで構成したアンプを作ろうではないかと立ち上がった訳である(笑)
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