A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

OS-51 タングスラム

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TUNGSRAM. OS-51

人気の無い球というか、知られていないというか。数もあまり無いから、メーカーでアンプを作って売ろうという様にもならない。

そんなで、データシートを見てみたら、KT88よりか断然面白そうで、807に似た様なタフ球らしい。

オマケにオリジナルの推奨回路迄あって、ppでPo80W以上出る。

どうやら校内放送用か、設備向けのPA機の様なOPTの2次であるが、やってる人が居なそうだから、これは作ってみるしかない(笑)

箱には球と共に保証書が入っていたから、工場向けであろう。英語、フランス語、ドイツ語表記がある。フィンランド ヘルシンキから来た様だ。

1962年製。ソケット袴はない、合理的な構造になっている。

回路によれば、初段、ドライブにはECC40、整流にAZ4が3本。

ECC40はリムロック管で、6SN7相当。

A2級動作には掛からないと思われる。

B高圧整流2本に、SG/初段ドライブ用に1本という、贅沢な仕様であるが、終段には1kV印加されるから、それで別にしていると見受けられる。

発熱具合は、6C33C並かも分からない。

まぁまあ、こんなにも高圧を印加しなくとも、450程度でも30W以上は出そうな気はする。

これは小さくまとめるのには向かないが、久しぶりに木工で箱を誂えるかな。

やりたい事が多い(^ω^;;)