続編。
抵抗平滑であると熱も電圧降下もあるから、小さいながらチョークを巻いた。
25mhしかないから、頼りないが100Ω程度の抵抗ドロップと同じであれば嬉しいが、如何に。
組み立て。
組完、通電試験。
47のEfも問題ない。
47の動作が始まると同時に30のフィラメントに電流が流れ出して点火する。
これもピッタリ2V出ているから良好。
グリッドに触って盛大にハムが出るから、低周波の動作も問題ない。
動作自体には問題は無かったが、30のフィラメント点火の補助用ブリーダー抵抗がかなり焼ける事が判明。
2Wパラで4Wになるが、抵抗自体は燃えないが、リードの放熱は良くないらしく、ハンダが溶けて外れた。
計算上では6W少し出る程で、それを1/2にしているから3W少しだから問題ないと思ったが…。また1つ勉強になった。
5Wに変更。熱くはなるが、ハンダが溶ける事はなくなった。
リードの径を測ると、2Wは.65で5Wは.75だった。
僅か0.1mmの差であるが、放熱性が違うか?それとも本体の放熱性が異なるからリードに熱が逃げていたのか。研究しておく。
小型故にハムバランサーの場所がなかったから、初めは固定抵抗でバランスしたが、少しハムバランスが崩れているかなと思って、古来の自動バランスとされていたランプ式を採用した。
ランプ式は、内部抵抗がフィラメントの温度変化で起きるために、自動的にバランスされるというもので、ヒューズの変わりにもなるし、電流の監視用にもなるとされていた。
海外のアンプでも古い物で、この使い方の物があった様だが、どちらにせよ相当昔(戦前)の話である。
実際にハムは少し減っている。
SP端子で100mVリプルがあるが、気になるレベルではないから実用的か。