A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ГКЭ-100

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ГКЭ-100 (GKE-100)ソビエトのビンテージを仕入れてみた。

ウクライナからNOS品らしき代物である。

トッププレートで高さは250mmはありそうだ。

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フィラメントはトリタンか、バネ吊りである。

割れて(折れて)来なかった事を考えても、やはり置き古し新品らしい。

使っているとかなり脆くなるのがトリタンである。要は中古は買わない方が無難である。
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52年製かな。
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こっちは58年製みたい。

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スクリーンgが巻き格子ではなく網っていう(笑)

縦も横もガッチリ出来ているから、耐久性は高そう。

更に言えば、巻き格子の場合はマイクロホニックが不安定要素からして多いが、これであればかなり小さく出来そうだ。

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コントロールgは結構太い線が結構粗めに巻いてある。

太いと重いから、マイクロホニック的には不利の様に思うが、如何なものか。
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sgの電極が全体の保持器になっていて交差させて溶接してある。

かなり丈夫。これが曲がる様な振動が加わった時には、ガラスは割れているであろう。

また、プレートの保持にガラス碍子が使ってあるという。初めて見た。

短波送信100Wの球らしい。オーディオ帯で使う場合は50W位は得られるかな。

ソケットが独特だから作ろうか。