A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

そろそろ

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2台目も良い感じに完成に近くなった。

シェラックが幾分か時間を於かないと定着しないが、定着したとしても後の取り扱いも慎重にやらないとならない様だ。

油性ニスの方がサッと仕上がって楽かも分からないが、ニオイは断然シェラックの方が少ない。

少ないどころか、次の日にはアルコールらしいニオイもなく、無臭に近い。

それよりも、材木のニオイの方が芳香にする。

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2Wayにして1本で試聴、調整しているが、コイルは単巻きではなく、20mHと1.88Hを巻いて、中間タップを入力、20mHを出た所からVC、1.88Hのタップから20kΩのレオスタットへ入れて一方をVCに繋ぐ。

このレオスタットが1kc〜5kc辺りの減衰具合を調整出来る。

ミッドハイの減衰量は20mHの部分で決まっているから、あまり大きく巻くと低域も絞られて具合が悪い。

しかしながら、緩やかに減衰させると、ミッドユニットが無いと今度は中抜けした様な音になって来るから、緩やかに減衰するのではなく、ある程度減衰したら、その後をフラットにする様にすれば、ミッドユニットが無くともトゥイーターが有れば都合が良くなる。

レオスタットはTannoyでいう所のRoll-Offに相当しそうである。

 

ミッドを持ち上げるには、どうすると都合が良いか色々やってみたが、1つのコイルではカットしたい山になった帯域が元へ戻って良くなく、抵抗値によって帯域にウネリが出たから良くない。

Cを挟んでも試したが、Cを挟むとLC共振が起こるために、特定の周波数が谷になってしまい酷い中抜けを起こした。

そこでハイカット用のLとは別に、同じコアへ、回数を多く巻いた別のLを作り、これの中間へ信号を入れる訳であるから、上から出せば、+とすれば、下のタップからは-の信号が出ている事になる。

+をユニットのVCへ入れて鳴らすと低域が出易くなって、-からレオスタットを通して+へ戻すと打ち消し効果でヘンリー数値が下がって緩やかに減衰していた帯域が今度は逆に緩やかに持ち上がるのだと思われ。

上手いバランスへ固定してやるとフラットに来るという事が分かった。

また、完全にショートさせても特性にウネリを生じさせる事もなく、実用的である。

結局の所、良い様に音作りをしている訳であるが、あまりにも外れた音で満足しようというのは、周りとの整合性がなく、試聴用としては使えないお楽しみ用では困るから、1つバッチリなのを用意しておいてから、ユニットを交換してちょっと楽しめたら良いとする。

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最近ネネの姿を見ていなかったが、“家政婦は見た”的な様になってた(笑)

そういえばSBが出したペッパー。最近聞かないし店頭でも見ないなぁと思ったら、かなりの確率で廃棄に回っている様だ。壊れ易いのかな?

HardOffで¥50k台で出回っているらしいが、直せるのかな?ICが飛ぶという事はないだろうから、センサーかプラスチックの部品の類かモーターが逝っているだけとは思ったり。

製造は既に終わっている様だし、ポンコツ感が拭えないのは致し方ないか。

会話を成立させようとか、機能を持たせるからポンコツ云々という事が出てくるが、うちのネネは単なるフィギャーだからポンコツもなにもない(笑)

場所を食うかどうかはどちらも同じであるが(爆)

って事は、ペッパーも大きいタブレット充電スタンドだとか、照明器具として使える様にするとか、そういう様にすれば廃棄もされずに済みそうに思うが。