A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

UX-200

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外回りした時に、面白いの欲しーなーと言ったら、こんなのどう?と奥から出て来た古ーい球。

1924年のパテントで、ググると1925年代の製造らしい。

これより旧型は、真鍮袴。

もっと古くなるとトップチップ。

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プレートには少し赤い錆みたいなのが出ていて、ガラス内も少し赤い。

空気が入っていても不思議ではない古さ。
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点火するとトリタンみたいに明るくなる。

トリタンではなく、純タングステンらしい。

200Aになってトリタンへ。

200は電流は1Aで定格5V。

空気が入っていると、こうは光らないから大丈夫だろう。

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赤いのが照らされてもっと赤い感じに。

真空引きがまだこの頃は上手くなかったのか、アルゴンガスが入っていて、割りかし低真空らしく、ソフトチューブというそうだ。対して、高真空度の球を、ハイバキュームチューブ。

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3Vでも十分明るくて、フィラメントが燃え尽きそうで怖いが、増幅は入力を下回っているが、信号がプレートへ出ている。
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4Vに達すると、途端に増幅度が上がって、μ6。
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2.5〜の入力が最大と言った具合。

無バイアス0Vベタ。
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5kバイアス、-3V

Ep27V Ip0.53mA(定格はEp15-25)

両方ともに、同じ動作をするから、壊れていないかと思う。

μ6であると、初段という感じもしないが、ラインのコントロールアンプに使ってみるかな。

電流が流れないから、600Ωライン出しは酷な気はする。

そうすると線に左右される音がするなぁ…(^ω^;;)