雑音が大きいという事で搬入。
電源を入れてヒーターが燈ると超低周波でモーターボーディングらしき症状が出力端子に現る。
B電源も同時に数V暴れるから、トランジスタかツェナーダイオードの不良か?
バラそうと良く見たら、もう既に手が入っているらしい。線が切れ掛かっていた。
ツェナーダイオードは全てチェックして問題ない事を確認。
石も問題なかった。
コンデンサの容量は少し高い値が出ていたが容量抜けはしていなかった。
スー、サーの雑音が気になるという事だろうが、余程ハイゲインのパワーアンプを使わなければ、分からない範囲かなと。
このアンプ、ボリュームを出た後3段(?)入っている様で、その特性上ボリュームを完全に絞ってもその増幅段分のノイズは常に出る事となるから、どうしようもない設計かなと。
ヒーターは直流点火であるがハムも高周波ノイズらしき波形も観測出来たから、デカップリングとハム取りに容量を増やすと、モーターボーディングがより止まらなくなった。
容量は6800μFにすると止まった。
使っている12AX7の6本の試験もしたが、gmが1本落ちているだけでショートも問題無かった。
とりあえず問題ないからこれにて様子見とする。