先日修理した“アンプ改修 - A2 Laboratory. Work shop”
であるが、プツプツ、ポツポツ鳴るという症状は相変わらずであった。
更に、電源を入れると、プーン、ビューンと小さく鳴っていて、暫くすると消える。
発振を疑ってオシロで観測するも、初段、ドライブ関係なく、終段で発生していて、スウィープする様にビューンとやっている最中にLS8をポンポンと弾くと発振は止まる。
フィラメントが温まり出した時にフィラメントが鳴くのか分からないが、原因が見えて来ない。
フィラメントのリプルは20mVあって、電源、ブリッジ、10000μF、フィラメントという簡素な物であるが、平滑Cとフィラメントの間にはReを入れてCとを離した方が良さそうな気もするが、如何なものか。
球に合わせてトランスは巻いたのか、Reを挟んで電圧を下げる訳にもいかないが、もっと脈動が無いように平滑してみたい気もする。
LS8をポンポン叩くと、バイアスバランスがフラフラと数Vであるが、どちらかに寄るのは一体どういう事か?
フィラメントが熱されている時は膨張して緩むが、F-G間のクリアランスが変化する事でバイアスが変わるのだろうか?そんなフラフラする構造なのか?
結果が出ず終いで、出力管をお客さんの方で交換したらノイズが止まったという。
直熱管の何か具合が悪かったという事で片付けて良い問題なのか疑問符。