A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

807を修繕する

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今度は球自体を修繕する。
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引込み線を数えたら6本あり、カソードとビームが其々に引出してあり、ピンで2本を纏めていた。

他は内部で結んであるのが良くあるが、内部で結ぶと溶接の手間が掛かるから手間を省いたと考えられる。

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ソケットへ戻したが脚が足らないから、ヤスリで丈合わせをしてハンダした。

チェッカーに掛けて動作試験をして完成。


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もう1本のガタベースの方も、ヒーターが燈ったり燈らなかったり接触不良が見られたから修正しておいた。

 

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もしかしてと思って、gmが高過ぎるTENの807もカソードとビームが別出しでビームが外れていてgmが変なのかと思ってピンを修正してみたが、ビームは内部でカソードに結んであり、1本しか出ていなかったから、やはり内部で壊れているらしい。