A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

ソビエトのテレビ技術本

ソビエトの気になるテレビセットがウクライナで売りに出ていたが売れてしまった様である。

1960年代の物であろうが、70°のネックらしい長さがあって中身が見たかったのであるが、致し方なし。

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代わりという訳ではないが、どんな回路構成をしているのか気になってウクライナからテレビ技術書を買ってみた。

ロシア語は読めないがブロック図は何を行なっているか大凡見当がつく。

モノクロのセットが基礎基本になっていて解説になっている様である。

後のページでカラーについて触れてある。
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これはイオントラップの説明であろう。

イオンを画面へ当てるとイオン焼けを起こすから、イオンはハウジングでカットし、イオントラップを適当な場所へ設置し電子を画面へ当てる様にする。

斜めになった電子銃が一番古い物と記憶している。70°の縁型を持っている。

斜めカットの電子銃のテレチューブも持っている。

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この回路からすると水平発振、高圧部である。

かなり濃密な説明があるが、全く読めない(^^;;

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こちらは同期分離後の垂直発振回路であろう。

国産の物とは雰囲気が違う。

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積分回路の説明であろう。細かな波形観測が親切である。
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垂直の信号同期の波形であろうか。

それとも掃引削除用か?
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これは同期分離回路かな。

国産のよりも複雑な印象が。

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カラー部門。

球と石とが混ざった回路が多く出ていて、ミグを思う様な具合。

 

とりあえず回路の雰囲気が見られただけでも、セットを覗いた様な気になって楽しめたから、一先ず満足である(笑)