三田無線のチューブチェッカーが変に高いgm値が出る様になった。
しかもガス試験が不能で、バイアスを可変させても、最大付近になる迄、メーターが右上を向きっ放しで、最小目盛りすら合わせられない。
最大に差し掛かると突如0を示すから、これはレオスタットが切れた可能性が高い。
面倒な事になったぞ(ーー;)
早速分解する。
断線した部分をまずはテスターで探して反応がある場所と無くなる場所を確認。
後はキズミで断線箇所を見つける。
内側の折り返しになった部分は、巻きほぐれ防止にボンドで固定されていたが、その内部だった。
これを見つけるのに大分時間食ってしまい、
目が疲れた(^^;;
焼き切れた訳ではない様であるが、ボンドは簡単にマチ針で小突くと剥がれた。
一周解して、これを撚り合わせて絶縁を施し、元へ戻せば完了の流れである。
マチ針の先端と同じくらいの細さ。
腕時計のガンギのホゾ位に細い。
巻き始めの初っ端の方は電流が流れた事があるらしく、ボビンが焼けて割れていた。
厚紙の様な物へニスを施した雰囲気で、熱には弱そう。
ファイバーかも知れないが、どちらにしても紙っぽい。
接着しておくか迷ったが、納まりが良いから、割れも気にならない。専ら今迄これで問題が無かった様だから、此の儘とする。
抵抗値は3kピッタリ出ていたから元へ戻った。
ちなみに、一度開腹した痕跡があり、前の校正、修繕で触っている様である。
交換ではない所からするに、同じ物が手に入らない乃至、特殊な物の様である。
巻き方は巻線のAカーブと見受けられる巻き方だ。
ただ5Wかであろうから、これは特注になるだろう。結構な良い値段がしそうである。
他のレオスタットも見たが問題ない。
チェック。
OK問題なし。
良かった良かった(^ω^;;)