A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

UZ-57 修繕ス

先日のラジオに入っていた57であるが、トップが飛んでいて普通であれば廃棄であるが、あまり数が無いから強引に修繕する。

昔は真空管自体を修理するラジオ屋はあったが、戦後、テレビが一般に行き渡った頃には、修理するよりも交換した方が手間もなくて安上がりになっていた事と思われ。

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17.9の印から、昭和17年ではなかろうか。

受信機許可印がある。

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少しダイヤモンド鑢で頭を削いでやった。

腕時計OHではないが、キズミでハンダが乗っているかチェック。


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ハンダの熱で外れるからリードは熱が届かない様にして、接着は後にする。

そもそもエミッションが大丈夫なのか、試験機に掛けた方が良いが、他が大丈夫であったから、良好であろうと推測(笑)

これでエミゲンだと泣けるが。
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手持ちの57Aよりも感度が良くなる気があるから、57Aは幾分エミゲンしているかも分からない。

より良くなって、修繕して良かった。