A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

火花を散らす6CA4

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毎度色々と手入れが必要なトリオのトライアンプ w-10。

今日は電源を入れ数秒でヒューズが飛ぶ症状が現れた。

音も出ず3Aが飛ぶから、整流管のH-Kショートであろう。

整流管は6CA4で、テスターに掛けても、問題はなく良好であった。

ショートテストも問題ない。

戻して電源を入れるも、カソードが温まった位で、ジリジリと紫の火花を派手に散らし始めた。

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どうやら低圧のショートテストでは正常と通ってしまうが、高圧が印加されるとH-K耐圧が下がっているのか、内部ショートを起こす様である。

ヒーターは6BQ5と共通で、ハム対策にカソードに結んで、バイアスを掛けているから、それで特に絶縁が悪くなった球は受け付けないのであろう。

ヒーターが別点火であれば問題なかろうが。

とりあえず、電子焼けが結構進んだ中古の6CA4があるから、これに交換。

電子焼けはしているが、試験結果は良好。

売り物ではないから、自分用はこれで良い。

 

整流管の接触も悪いソケットに、6BQ5のSGも叩いてやらないと時々ショートする様な、一般的には廃棄される、エミッションは元気が良いが、不具合のある球を使っているものだから、ボンネットは毎度閉めていられないという、ボロであるが、廃棄するには勿体ない球だから、とりあえず最期迄使ってやりたいもので。

 

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何コマか描こうかと思ったけど中断(^ω^;;)f:id:A2laboratory:20200626213720j:image

ちょいこら さっさと回路が浮かんで来ました(笑)

役に立つかはさて置き、メモっておく...

ネネを描くだけの余裕もあるという(爆)