A2 Laboratory. Work shop

Abraham Audio Device Industrial Labo.

SEIKO 4843-5100

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お預り品。

電池を交換したが、動かないとの御依頼内容。

諏訪工場製の水晶時計。SEIKO高級品と思われ。

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裏蓋はコジッて頑張った形跡があり、電池の缶がOpenの位置でも外れる気配がなく、内部で干渉している模様。

これはコジッて開け様にも開かない設計で、押し倒す設計である。

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竜頭も同様にダイアル側から押し抜くというスタイル。

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開かなかった電池部はどうやら爪の部分がケースと干渉。

機密性から行くと、ピッタリしていた方が良いが、次回の時に少々交換が手間か。
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動作不全の意味は、秒針が長針に干渉。

何故か内側へ反り返っていた。

若干ではあるが、秒針の芯自体が曲がっているか?

矯正してやると干渉は良くなったから、これにて完了。
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機械は流石良い出来栄え。

石も使っているし、良い製品だ。
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ケースへ戻し、問題ない事を確認。

これにて修繕完了。